新たに3つめの台風発生予想 次は“台風12号” 日本に近づく進路か

進路や勢力の予報には誤差も

現在、太平洋には台風9号(サオラー)と台風11号(ハイクイ)の2つの台風が存在しており、台風11号の南東側で熱帯低気圧が発生しました。

この熱帯低気圧は、マーシャル諸島からマリアナ諸島付近で、西からのモンスーンと東からの貿易風が合流する「モンスーントラフ」と呼ばれる気象環境の中に位置しています。モンスーントラフでは反時計回りの風の循環があり、台風の発生がよく見られます。

現在、この海域は海面水温が30℃以上であり、台風9号と台風11号とは十分に離れており、上層の風も台風の発達を妨げる要素がありません。そのため、この熱帯低気圧は台風に発達する可能性が高いと考えられます。

気象庁の情報によると、この熱帯低気圧は台風になった後、太平洋高気圧の周りを北西に進み、次第に日本列島に近づく予想がされています。9月3日(日)21時までに、中心は日本の南に位置し、中心気圧は998 hPa、最大風速は18 m/sで暴風域がない程度の勢力と予測されています。

ただし、今後の進路や勢力の予測には誤差があるため、注意が必要です。時間が経つにつれて予測精度は向上する見込みですので、最新の情報に留意してください。

8月6つ目の台風発生か

今年の8月には台風7号から11号までが発生し、さらに西経域からのハリケーンが台風8号となりました。次に台風が発生すれば、台風12号となり、今年の北西太平洋での台風発生は5つ目となります。

平年の8月の台風発生数は5.7個であり、一年の中でも最も多い時期です。

今年は平年よりもやや少ないペースで台風が発生していますが、ウェザーニュースによる予測では、年内にさらに10個以上の台風が発生する見込みです。

秋が近づくと本州付近に影響を及ぼす台風が増える可能性もあるため、今後の時期に備えて、台風対策や大雨対策を準備しておくことをおすすめします。

ウェザーニュース

Image
Image

日本ニュース24時間