「振り返ると、寝袋に入って斜面を転がるハプニングに遭う」両陛下が那須での思い出話を明かす

思い出に浸る陛下たち

午後6時前の夕暮れ時、那須御用邸の敷地をご家族で散策していた陛下たちが、ある思い出話を披露されました。

皇后さま:
あ、そうだ、ここの上に…。

陛下:
ここね。

皇后さま:
ここの上にテントを。

陛下:
少し高い場所だな。少し斜面があるよ。

皇后さま:
平らなようで、わずかに斜めになっているのよ。

陛下:
それはだいぶ前の話なんだけど、雅子とちょうどここの上にテントを張って、一晩過ごしたことがあるんだ。寝袋で。

記者:
え、宮さま(愛子さま)は?

皇后さま:
まだ生まれていなかったわ。

両陛下がテントを張る思い出話に、笑いを誘われました。

「平らなようで少し斜めな斜面になっていて。寝袋に入ったまま転がって」と陛下が話すと、皇后さまは「転がって行っちゃった」と思い出し笑いをされていました。

この話に、報道陣も笑いに包まれましたが、その中で一番楽しそうにしていたのはやっぱり両陛下だったんだよー。

陛下が「半世紀」も愛用する望遠鏡

思い出話はまだ続きます。

皇后さま:
東京から来たら、本当に涼しくてびっくりしました。

愛子さま:
過ごしやすい気候ですね。

陛下:
今日はちょっと曇ってるけど、天気が良いときは星もとてもきれいなんだ。

記者:
(望遠鏡を)持ってきましたか?

陛下:
持ってきたよ。昔から使っている望遠鏡なんだ。この辺りは星を観察するのにいい場所なんだよ。

陛下は小学生の頃から星が大好きで、星座の伝説などをたくさん読んでいました。那須を訪れる度に、今回の取材場所の近くで星空を観察されていたそうです。

小学生の頃、上皇ご夫妻からプレゼントされた星に関する本に夢中になり、14歳の時には一人で天体望遠鏡を組み立て、上皇さまと一緒に星空を観察する映像も残っています。

陛下は半世紀近くも使い続けている望遠鏡を大切にしていて、5年前の映像でもその望遠鏡が映っています。ご家族3人で今も星空を眺めているんだよ。

陛下の子供時代の思い出がいっぱい詰まっており、それが先ほどの笑顔に繋がっていたようです。

そして、星空の話はまだ続きますよ。