そごう・西武の労働組合がストライキの実施を通知
百貨店そごう・西武の売却に関して、そごう・西武の労働組合がストライキの実施を会社に通知しました。労使間の協議が継続されていますが、合意に達しない場合は8月31日に西武池袋本店で終日ストライキが行われる予定です。
ドライな経営方針の「そごう・西武」親会社のセブン＆アイ・ホールディングス ～百貨店事業との相性の不一致
百貨店の雇用維持を求める取り組みは時代遅れのように見えるかもしれません。セブン＆アイ・ホールディングスは非常に合理的な経営を行っています。かつてはイトーヨーカドーとセブンイレブンで事業を展開していましたが、今ではセブンイレブンが主力です。そごう・西武の買収後、百貨店事業に参入しましたが、ビジネスにならないと判断したため売却を検討しています。この対応が百貨店のビジネスモデルとは相性が合わなかったのかもしれませんね。
飯田）内部の人たちに話を聞いても、企業文化もかなり異なるのですよね。
須田）まったくその通りです。なぜ買収したのかというと、流通業界では百貨店やデパートを持っていることが一つの名誉だとされているのです。
ビックカメラもヤマダ電機も出店している池袋 ～ヨドバシカメラの進出も違和感はありませんか
飯田）それは大変な名誉ですね。ただ、買収された人たちにはそれぞれの人生があります。当然、「私たちは名誉ではないので」と思うでしょう。
高橋）私は池袋に住んでいますが、西は西武で東は東武があるという立地です。西武がなくなるかもしれませんが、以前は「東京丸物」という百貨店がありましたが、現在はパルコになりました。三越も存在しましたが、今はヤマダ電機となりました。その前はビックカメラでした。今回はそごう・西武がフォートレス・インベストメント・グループに売却され、フォートレスが提携するヨドバシカメラが出店する予定ですね。
飯田）そんな話が出ているんですね。
高橋）家電量販店はたくさんありますし、私としては違和感はありません。三越がなくなった時も大騒ぎはありませんでした。久しぶりにストライキが行われても、何の支障もないと思います。
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