イランの重量挙げ選手、イスラエル選手と握手で永久追放処分

アブダビ(CNN)によると、イランの重量挙げ選手が国際試合中にイスラエルの選手と握手していたことが発覚し、このたび競技から永久追放されることになりました。イランの国営メディアによれば、36歳のモスタファ・ラジャイー選手はポーランドで開催された国際大会で、マクシム・スビルスキー選手と握手をし、共に写真に収めていました。

行動に対する処分

ラジャイー選手は該当の大会で銀メダルを獲得しましたが、その後、彼はあらゆる競技から彼の行動を理由に永久追放となりました。イランの重量挙げ競技連盟のトップは、彼の行動を「受け入れられず、許し難い」と表現しました。また、大会遠征の責任者も解任されることとなりました。

イランとイスラエルの関係

イランはイスラエルを国家として認めておらず、定期的に敵対的な声明を発しています。そのため、イランのスポーツ選手は長年にわたり政府によってイスラエルの選手との競技が禁止されていました。

他競技への措置

例えば、2021年には国際柔道連盟がイラン柔道連盟に対し、4年間の資格停止処分を科しました。これは、男子81キロ級で元王者のサイード・モラエイ選手がイスラエルの選手との対戦を避けるため、2019年の世界選手権を辞退したことが明らかになったためです。モラエイ選手は、準決勝でベルギーの選手に敗れましたが、それまで2度辞退するよう指示されたと主張し、大会後にドイツに難民として申請しました。

同様に、2020年には国際チェス連盟もイランのチェス連盟に対し、イスラエルの選手との対戦についての立場を明確にするよう要求しました。これは、イランの選手がイスラエルの選手との試合を拒否していたことを受けた措置です。

記事のソースリンク:日本ニュース24時間

イランの重量挙げ選手とイスラエルの選手

(画像の出典:日本ニュース24時間)