中国、初の海をまたぐ時速350キロの高速鉄道が試運転を開始

福厦高速鉄道の試運転開始

中国初の海をまたぐ高速鉄道「福厦高速鉄道」が試運転を開始

中国南東部の福建省(Fujian)の省都である福州市(Fuzhou)と同省アモイ(Xiamen、厦門)市を結ぶ、中国初の海をまたぐ高速鉄道「福厦高速鉄道」が2023年8月31日、試運転を開始しました。

試運転では、列車運行に関するデータの確認、故障シミュレーション、緊急救援の訓練、ダイヤに基づく運行のテストなどのさまざまな試験が行われます。これにより、正式な運行状況をシミュレーションし、高速鉄道の輸送組織、列車の出発と到着、運行間隔、設備状況などを総合的にテストし、科学的な根拠を得ることが目的です。

福厦高速鉄道は全長277.42キロで、湄洲(びしゅう)湾、泉州湾、安海湾などを渡ります。着工は2017年9月で、全線の駅舎の建設も現在完了しており、年内に開通予定です。福州-アモイ間では「1時間の生活圏」が形成され、アモイ、漳州、泉州では「30分の交通圏」が形成される予定です。

福厦高速鉄道の列車
(c)CGTN Japanese

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