月曜から夜フカシと称して活動する「旧車會」、走行後にはラーメンを食べて解散している理由は?

なぜ茨城で一斉取り締まりが行われたのか

「旧車會」を茨城・大洗町で一斉取り締まり

夜の静寂を切り裂く「旧車會」とは?

茨城県大洗町では、夜に走行するバイク集団である「旧車會」が住民からの苦情が相次いでおり、8月21日の午後9時半ごろ、警察官約40人が一斉取り締まりを行いました。

テレビ朝日社会部の難波仁史記者がこの集団について解説します。

「旧車會」とは、どのような団体なのか

「旧車會」とは、主に若い頃に暴走族だった大人たちなどで構成されるバイク集団です。彼らは改造された旧型バイクに乗って爆音を響かせ、暴走行為を行っていました。現在では、大洗町の住民からの通報が問題視されています。

なお、「旧車会」という旧車を愛する会も別に存在しており、区別するために「旧車會」という表記が使われているとされています。

暴走族と旧車會の違いは?

暴走族と旧車會の違い

旧車會と暴走族には大きな違いが存在します。

  1. 「年齢」:暴走族は基本的に未成年であり、18歳で引退する一方、旧車會は中高年が中心となっています。
  2. 「ルール」:旧車會は違法改造や無免許などの明らかな違法行為を行わず、法令を順守しています。ヘルメットの着用や信号無視、スピード違反などの交通違反も基本的に行いません。暴走族とは対照的に、旧車會のメンバーは警察に対しても協力的です。
  3. 「走行時間」:暴走族は主に夜に活動しますが、旧車會は昼夜問わず走行しています。
  4. 「人間関係」:暴走族には厳しい上下関係があり、大勢のメンバーで構成されています。一方、旧車會は規則や上下関係が緩く、集まりは「サークル」のようなものです。連絡はLINEや電話で行われ、場当たり的に集まることが多いです。

旧車會は暴走族とは異なる存在でありたいと考えていますが、一部のメンバーが法律やルールに違反しているため、定義が曖昧になってきています。

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