千葉、大雨で浸水被害200棟超 県が8市町に災害救助法適用

茂原市の市街地

台風13号の影響で、千葉県は大雨による浸水被害が広がっています。住宅200棟以上が被害を受け、甚大な被害が発生しました。この記事では、被害状況や救助法の適用について詳しくご紹介します。

被害状況のまとめ

千葉県によると、台風13号の大雨により、千葉市と市原市で4人が軽傷を負いました。また、住宅の浸水被害は県中部・南部を中心に広がり、床上と床下を合わせて200棟以上が被害を受けました。

茂原市では床上浸水が95棟、床下浸水が34棟と最も被害が大きく、長柄町でも16棟の浸水被害が確認されました。さらに、市原市と茂原市では床下浸水が最も多く、それぞれ19棟の被害が報告されました。千葉市でも17棟が被害を受けました。

また、鴨川市では土砂崩落の影響で水道管が損傷し、清澄地区では約80戸で断水が発生しました。

災害救助法の適用

千葉県は被害が甚大な市町8つ(茂原市、鴨川市、山武市、大網白里市、睦沢町、長柄町、長南町、大多喜町)に対して、災害救助法を適用することを発表しました。これにより、避難所の設置や飲食物の提供などの費用は国と県が負担します。これまで、県内では令和元年の房総半島台風以来の災害救助法の適用となります。

交通機関への影響

大雨の影響により、交通機関への影響も続いています。JR東日本千葉支社によると、外房線や内房線、久留里線の一部区間は9日は終日運転を見合わせました。外房線の誉田から安房鴨川までの区間は、土砂流入などの復旧作業に時間がかかるため、10日も終日運転を見合わせる予定です。

以上が、千葉県で発生した大雨による浸水被害の最新情報です。引き続き被害が広がらないことを願いつつ、関係各所の復旧作業が進むことを祈ります。

記事の出典元リンク: 日本ニュース24時間