永瀬拓矢王座、後手番で鬼軍曹に変貌「藤井竜王・名人が後手でも勝つので勉強中」/将棋・ABEMAトーナメント

こんにちは、将棋ファンの皆さん。今回は注目すべきプレーヤーについてお伝えします。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」の本戦トーナメント準決勝・第1試合で、永瀬拓矢王座(30)が驚異的な活躍を見せました。彼は後手番において全ての試合に勝利し、まさに“鬼軍曹”と化しています。今回は、永瀬王座のプレースタイルに迫ります。

後手番での勝利

将棋は、先手が相手の玉を詰ませることで勝利となります。ただし、プロ棋士の世界ではこの先手・後手の差が大きく影響すると言われています。戦型の選択や進行によって、振り駒や棋士の運命が左右されることもあるのです。しかし、永瀬王座は後手番においても高い勝率を誇っています。さらに彼は、後手番での勝率をさらに高めるために日々研究を重ねているようです。

第3局:永瀬王座vs佐藤天彦九段

第3局では、名人の実力者である佐藤天彦九段(35)との対戦でした。永瀬王座は横歩取りから始まる戦型を選び、スピーディーな指し手でリードを広げていきました。中盤まで接戦が続きましたが、110手の末に見事勝利を収めました。

第5局:永瀬王座vs三枚堂達也七段

第5局では、桂馬の貴公子として知られる三枚堂達也七段(30)との対戦が行われました。永瀬王座は再び横歩取りを選択し、序盤から圧倒的な攻撃を仕掛けました。188手にわたる激しい対局の末、見事勝利を収めました。

第7局:永瀬王座vs戸辺誠七段

最後の相手は戸辺誠七段(37)でした。この試合では、勝利すれば決勝進出が決まる状況での対局でした。永瀬王座と戸辺七段はともに穴熊戦法を選択し、激しい終盤を迎えました。見事に神経を研ぎ澄ませた指し手で144手で勝利を収め、チームを決勝に導きました。

藤井竜王・名人に学ぶ鬼軍曹

永瀬王座は、後手番での勝率向上に向けて日々努力しています。彼は「藤井聡太竜王・名人も後手番で勝っていますが、後手番で勝つ技術も必要になってきていると思っています」と語りました。将棋界のトッププレーヤーたちが後手番での勝利を収めることは稀ですが、永瀬王座は後手番をメインに戦略を立て、その結果を出しています。

ABEMAトーナメント2023

ABEMAトーナメント2023は、ドラフト会議によってチームが構成される将棋の団体戦です。永瀬王座を含むプレーヤーたちが激しい対局を繰り広げ、優勝を目指します。本戦では、5リーグに分かれた予選リーグを勝ち抜いた2チームがトーナメントに進出します。試合は9本勝負で行われ、持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールが採用されます。

これまで8戦して7勝1敗の成績を収めている永瀬王座は、後手番での勝利を重ねながら、予選を突破しました。彼は後手番での勝利を増やすために、日々努力を惜しまない姿勢が感じられます。彼の活躍にますます注目が集まっています。

以上、永瀬拓矢王座の後手番での鬼軍曹ぶりについてお伝えしました。将棋ファンならずとも、彼の熱い戦いに引き込まれることでしょう。ぜひ彼の将棋を応援しましょう。それでは次回の将棋ニュースでお会いしましょう。


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