(写真:朝鮮日報日本語版) ▲イラスト=UTOIMAGE
韓国のカフェでの勉強客による問題が浮上しました。3時間以上も席を占領し、外で食事までしてくる「カゴン族」(カフェで勉強や仕事をする人々)の実態が明らかになりました。
カフェの再入店で新規注文要求に客が困惑
自営業者向けインターネット・コミュニティー・サイト「痛いから社長だ」が18日に明らかにしたところによると、ある大学に近いカフェの経営者Aさんが「カゴン族と口論をした。ここ(コミュニティー・サイト)には経営者がたくさんいらっしゃるので、私の応対が間違っていたのかご確認いただきたい」として、自身の体験をこのほど投稿したとのことです。
Aさんによると、ある日、自身が経営するカフェで勉強していた客が午後3時から約30分間席を外し、向かいの飲食店で食事をして、またカフェに戻ってきたのを目撃したそうです。
Aさんは戻ってきた客に「お食事をして来られたのなら、新しい注文をお願いします」と言いましたが、客は10分たっても席に居座っていました。
このため、Aさんは再びこの客のところに行き「図書館でもない、カフェでこのように中座してお食事して来られたお客様は見たことがありません」と迫りました。
すると、この客は「いろいろなカフェによく行くが、このように新たに注文しろという店は見たことがない」と反論しました。
Aさんは腹が立ち、カフェから出て行くよう要求しましたが、この客は声を荒らげて反発しました。
結局、Aさんはこの客に飲み物代を返金してカフェから出て行かせたとのことです。
Aさんは「この客が出て行った後、確認してみたら店に3時間もいたことが分かった」「この客がカフェに滞在していた時間を確認したら、余計に腹が立った」と語りました。
カゴン族に対するカフェ経営者たちの苦悩
Aさんのように、カゴン族に対するカフェ経営者たちの視線は冷ややかです。長時間にわたり席を占領するため客の回転率が下がるだけでなく、電子機器の充電をするため公共料金の負担額が膨らみ、売上にも影響が出ると言います。実際、今年6月には、ソウル市恩平区のあるカフェで、アイス・アメリカーノ2杯を頼んだ後にプリンターを持ち込んで使おうとする客がいたとの報道もあり、自営業者たちの怒りを買っていました。
この問題について、今後も注目が集まることでしょう。
記事のソースリンク: 日本ニュース24時間