韓国空軍主力戦闘機のKF16、また1年もたたずに墜落

KF-16

韓国空軍の主力戦闘機KF-16が再び墜落しました。これは、昨年の整備不良による事故からわずか10カ月後のことです。韓国軍当局は、幸いなことにこの事故による民間人や人命への被害はなかったと確認し、現在、事故経緯を調査中です。

事故の詳細

韓国空軍によると、この事故は第20戦闘飛行団に所属する戦闘機が忠清南道の瑞山基地から通常の作戦遂行のために離陸した直後に発生しました。操縦士は異常を察知し非常脱出を行い、機体は基地内に墜落しました。幸運なことに、操縦士は無事病院に搬送され、民間人や住宅への被害はなかったとのことです。

過去の事故

韓国空軍のKF-16はこれまでに7回の事故を起こしています。1997年には燃料導管の腐食による事故が発生し、2002年にはエンジンタービンブレードの破損で墜落しました。その他にも、整備不良や飛行中の錯覚、操縦士の過失、部品故障による墜落などがありました。

問題の根本

今回の墜落事故を含め、KF-16には整備不良の問題が指摘されています。以前の事故でも整備不十分と操縦過失が重なり、墜落につながったことが明らかになりました。しかし、韓国軍当局はKF-16の整備状況を徹底的に調査し、問題の解決に取り組んでいます。

影響

今回の事故により、KF-16の飛行は一時停止され、国軍の行事にも影響が出る可能性があります。国軍の日に動員される予定だった約20機のKF-16は、しばらくの間、訓練飛行ができなくなる見込みです。韓国軍当局は、イ・サンハク空軍参謀次長を本部長とする飛行事故対策本部を設置し、事故経緯の徹底調査に当たると話しています。

この記事の詳細はこちらから確認できます。

※日本ニュース24時間へのリンク:日本ニュース24時間