（写真：読売新聞）
松山市で覚醒剤の密造工場が摘発されました。愛媛県警が台湾在住の男性数人を覚醒剤取締法違反（所持）容疑で逮捕し、松山地検も同法違反（営利目的製造）で起訴しています。この男性は覚醒剤の製造を目的に来日し、暴力団関係者も共犯として摘発されました。警察は国際的な密造グループの存在を疑って調査を進めています。
台湾在住の男性らが共謀
捜査関係者によると、台湾在住の男性らは共謀して松山市内で5月に覚醒剤約100グラムを製造したとされています。
密造の情報を得た県警が5月に現場に踏み込んだところ、台湾在住の男性だけが現場におり、覚醒剤を所持していたため逮捕されました。その後の捜査で、暴力団関係者数人も関与していたことが判明しました。共謀した暴力団関係者たちは、男性を空港から製造現場まで送迎したり、密造場所を提供したりして役割を分担していたとみられています。
男性は過去にも製造目的で来日した経験があり、「作り方は来日前に教わった。お金がもらえると聞いてやった」と供述しています。彼は台湾で別の仕事に従事しており、「バイト感覚」で犯行に関わっていたと考えられています。
松山地検は7月に男性らを覚醒剤取締法違反（所持）で起訴し、8月下旬に同法違反（営利目的製造）に訴因変更しました。
この記事の出典元：覚醒剤の密造工場、松山で摘発…「バイト感覚」で台湾から来日の男ら製造か
