西九州新幹線の未整備区間「新たな発想なら進展の可能性」…佐賀空港との連携、知事が指摘

佐賀県の山口祥義知事は、西九州新幹線の武雄温泉駅から九州新幹線までの「未整備区間」について、全く新たな発想で大きな方向性を議論していくのであれば、進展していく可能性も大いにあると県議会一般質問で答弁しました。

新幹線と佐賀空港の連携がもたらす可能性

山口知事によれば、同区間が佐賀駅を通って新鳥栖駅につながるルートで整備されれば、在来線の鉄道環境が悪化する可能性があるとのことです。一方で、佐賀駅の13キロ南に位置する佐賀空港や「有明海沿岸道路」と新幹線の連携が注目されています。山口知事は、「九州全体の将来展望にどうつなげていくのか、大きな視点による議論が必要」と述べています。

佐賀空港付近を通るルートについては、与党の検討委員会が今年2月、軟弱地盤で安全な運行に支障が出るとして困難と結論づけました。しかし、同委は同空港北側の内陸部を通る修正案を検討する可能性も示しています。

この新幹線の未整備区間については、新たな発想や連携の視点が求められています。山口知事は、進んで議論を進めることで、未整備区間の進展の可能性を広げることができると考えています。

西九州新幹線の車両「かもめ」

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