日大アメフト部で20歳未満が飲酒 薬物事件受けた保護者会開催日に

日本大学のアメリカンフットボール部に所属する20歳未満の部員が7月下旬に飲酒していたことが22日、明らかになりました。この事件は、学生寮での覚醒剤と大麻の所持・使用が発覚し、部員1人が逮捕されたことを受けて無期限活動停止となったばかりです。

部員の飲酒が保護者会開催日に発覚

日本大学によると、外部からの情報提供により、7月22日に20歳未満の部員が飲酒していたことが判明しました。まさにこの日は、薬物事件を受けた保護者会が開催されており、その日に部員が飲酒をしたというのです。

大学側はアメフト部による当該部員への処分などを承認しました。具体的な処分内容は、無期限活動停止、保護者同伴での個別指導の面接、掃除などの社会奉仕活動の実施、日誌や反省文の作成、そして保護者同伴でなければ授業以外の外出を控えることなどです。

日本大学は毎日新聞の取材に対し、「大変遺憾であります。健全な競技生活及び安心できる寮生活を実現すべく、競技部のあり方についても検討を進めるなどして努力しているところです」とコメントしました。

文科省の調査報告書提出期限を延長

さらに、文部科学省は日本大学に対し、警察への届け出が遅れた理由や、事件に関する情報共有の問題などについて調査を行い、調査報告書の提出を求めています。日本大学側は弁護士らによる第三者委員会を設けて関係者のヒアリングを行ってきましたが、調査の対象が拡大したために提出期限を「10月中」に延ばすよう文科省に申し入れました。

この新たな問題発覚を受けて、盛山正仁文科相は22日、「過去にも問題があって取り組んできたにもかかわらず、今回(再び問題が)出てくるのは残念。大学側からの報告を待って対応を考えることになる」と話しました。

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日大本部
(画像提供:日大本部=東京都千代田区で、吉田航太撮影)

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