テレビ朝日の定例社長会見が26日、都内の同局本社で開催されました。ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長(享年87)による性加害問題を巡り、テレビ局などの忖度(そんたく)が問題視されるなか、ジャニーズと競合する男性グループの出演が少ないと指摘されている同局音楽番組「ミュージックステーション」に「BE:FIRST」の出演が決まったことについて、経緯を説明しました。
Mステとジャニーズの関係
ジャニーズのグループは、ほぼ毎回のように「Mステ」に出演しています。一方で、LDHや韓国のグループは登場することがありますが、国内のアイドルグループはあまり出演していないという指摘もあります。この点について、ジャニーズ事務所の会見では、「BE:FIRST」や「JO1」などのグループが出演しにくい状況であることが記者から指摘されました。記者は、この背景に番組側がジャニーズに対して忖度しているのではないかと指摘しましたが、東山紀之社長は「(忖度は)必要ない」と明言しました。
「Mステ」は1986年にレギュラー放送がスタートし、2010年に放送回数が1000回を超えました。最初は視聴率が低迷していましたが、「光GENJI」を起用したことをきっかけに人気を集めるようになりました。90年代以降もジャニーズのグループが出演することで、若年層を中心に支持を得てきました。
BE:FIRSTの出演決定
今月29日に放送される「3時間SP」で、男性7人組ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」の出演が発表されました。この経緯について、西新常務は「毎回、テーマや企画内容に沿って、適正のある方にお願いしている」と説明しました。そして、7日の会見で取り上げられた「BE:FIRST」の出演が決定したことについては、「会見とは無関係」と主張しました。
以上がテレビ朝日の定例社長会見で発表された「Mステ」における「BE:FIRST」の出演決定についての詳細です。
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