「家賃収入月90万円、働かずゲームばかりの夫」は悪いのか…韓国で多種多様な意見

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不動産収入が月に90万円もある夫が、働かずにゲームばかりしているという話題が韓国で注目を浴びています。この件について、様々な意見が飛び交っており、一体どうなのか、詳しく見ていきましょう。

結婚後の現状

結婚して2年が経ったこの夫婦。夫は不動産収入があるため、働く必要がなく、昼夜を問わずゲームに夢中になっています。韓国のテレビ番組には、こんな相談が寄せられていました。「ゲーム中毒」を心配する出演者もいましたが、視聴者の中には「なぜそんな人と結婚したのか」といった批判的な声もありました。

夫婦の背景

この夫婦の背景について詳しく見ていきましょう。女性は20代後半の時に今の夫と出会い、夫は当時個人事業を準備していると話していました。しかし、結局は事業をすることはなく、代わりに不動産を譲り受けることとなり、毎月800万ウォン(約90万円)の家賃収入を得るようになりました。一方、女性は裕福な家庭で育ち、大学も普通に卒業し、約10年間にわたってしっかり働き、毎月300万ウォン(約33万円)程度の収入を得ていました。

周囲の人々からはこの夫婦を羨ましがる声が上がっていました。

問題の夫の行動

しかし、家庭内ではこうした光景とは異なるのです。夫は「家賃が入ってくるから」という理由で、昼夜を問わずゲームばかりしているというのです。妻は夫に生産的な趣味を持つように勧めましたが、夫は「お金が入ってくるのだから、なぜ苦労する必要があるのか」と反発しました。

妻は自分と同じように普通の生活を送りたいと思っており、「このような願いは間違っているのだろうか」と番組で打ち明けました。

専門家の意見

ソウル警察庁のキム・ウンベ元国際犯罪捜査チーム長は、「家賃の収入が800万ウォンあることが重要なのではなく、仕事をして社会生活を送り、達成感を感じることが大切です。家賃の収入は老後のために貯め、今は一生懸命働いて社会生活を楽しむべきです」と助言しました。

また、シャロン精神健康研究所のパク・サンヒ所長は、「重要なのは夫がゲーム中毒だということです。このような生活を続けていれば、不動産を持っていても全てが無駄になってしまう可能性があります。お金があっても家庭が壊れてしまう例はたくさんあります」と心配を表しています。

視聴者の反応

一方、視聴者の間では様々な反応がありました。「酒を飲んで遊び歩くよりも家でゲームする方が良いのではないか」「皆が望む生き方です」「ゲームばかりする人となぜ結婚したのか」といった声が聞かれました。

以上が、韓国で話題となった「家賃収入月90万円、働かずゲームばかりの夫」についての状況です。一見すると羨ましい状況に見えますが、夫のゲーム中毒は真剣に問題視されています。結婚後の生活において、夫婦が理解し合い、良いバランスを見つけることが求められるのかもしれません。

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