中村喜四郎元建設相、お膝元の茨城・結城市長選で試される「王国」の地力

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 4日に投開票される茨城県結城市長選が、同市などを地盤とする中村喜四郎元建設相(衆院茨城7区)の地力を測る選挙として注目を集めている。中村氏系の元市議が出馬した市長選が、4人の候補がつばぜり合いを繰り広げる異例の混戦となっているからだ。無所属で衆院選を勝ち抜き続けてきた中村氏にとって威信をかけた戦いとなる。

 「結城市長選は激戦と聞く。喜四郎さんの真価が問われるよね」

 中村氏と同じ衆院の立憲民主党会派に所属するベテラン議員はこう語る。

 結城市長選には、中村氏系の新人で元市議の中田松雄氏(72)▽元職の平塚明氏(78)▽新人で司法書士の小林栄氏(63)▽現職の前場文夫氏(76)-の無所属4人が出馬している。

 混戦の理由は候補者の顔ぶれだ。

 平塚、前場両氏は過去の結城市長選でそれぞれ2回当選している。小林氏は自民党結城支部長を務めており、党の公認や推薦こそ受けていないものの、県内の自民党国会議員らとのパイプを持つ。そして、中村氏系の県議や市議が支援する中田氏-。「それなりの足場と集票力を持つ有力者同士の競り合い」(自民党県連関係者)というわけだ。

 平成27年の市長選で中村氏系県議らの応援を受けた前場氏が、今回は中田氏と争うことになった構図も、戦況の先行きを読みにくくしている。

 中村氏は、政界屈指の選挙の強さで知られ、結城市を含む茨城7区に強固な地盤を持つ。その力の源泉は鉄の結束を誇る後援会「喜友会」だ。無所属ながら自民党の追随を許さず、7区で争う同党の永岡桂子文部科学副大臣に対しては、29年衆院選では約1万5千票、26年衆院選では約2万2千票の差をつけた。

 ただ、混戦となった今回の結城市長選は他陣営が付け入る隙が皆無ではない。中村氏にとっては、お膝元の首長選で敗れれば影響力の陰りは避けられない。

 市長選の小林氏の出陣式には永岡氏が参加し、衆院選で対決を重ねる中村、永岡両氏の「代理戦争」の様相も見せている。(松本学)

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