ウクライナ支援停止を主張する親ロシア政党がスロバキア総選挙で勝利

スロバキアの総選挙で、ウクライナ支援に反対する親ロシア政党が勝利しました。これにより、スロバキアはハンガリーと手を組み、ロシアに同情的な立場を取る可能性が高まりました。

ウクライナ支援の変化

スロバキアでは、ヘゲル首相率いる連立政権がウクライナ支援に大きな役割を果たしてきました。しかし、連立政権はエネルギー問題で崩壊し、不信任投票でも敗北。予定されていた総選挙が早まり、ロシアに同情的なスロバキアの世論が注目されました。

昨年の世論調査でも、半数以上の人々が「ロシアの勝利」を支持し、わずか30%が「ウクライナの勝利」を支持しました。そして、総選挙でウクライナへの軍事支援停止を訴えたフィツォ元首相率いる政党が勝利しました。今後、スロバキアは孤立していたハンガリーと共闘するかもしれません。

ただし、フィツォ元首相率いる政党は単独で政権を樹立できず、連立政権を組む必要があります。現時点では新政権の姿はまだわかりませんが、ウクライナ支援を支持していた政権が消えることは確かです。これはウクライナのゼレンスキー大統領にとっても好ましくない変化でしょう。

スロバキアのウクライナ支援

スロバキアはウクライナへの支援を積極的に行ってきました。例えば、MiG-29の引き渡しやBM-21用のロケット弾、携帯式防空ミサイルなどの支援がありました。しかし、国民の半数以上がロシアの勝利を望んでおり、スロバキア政府のウクライナ支援には限定的な支持しかありませんでした。

スロバキア総選挙結果
出典:管理人作成 Ako sa máte, Slovensko?のデータをグラフ化

まとめ

スロバキアの総選挙でウクライナ支援に反対する親ロシア政党の勝利が確定しました。これにより、スロバキアの新政権がどのような方針を取るかはまだ不透明ですが、ウクライナとの関係が変化することは避けられません。

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