米、ウクライナ予算削除 政府閉鎖回避も支援影響か

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9月30日に成立したつなぎ予算で、ウクライナ支援予算が盛り込まれず、バイデン大統領の署名を経て、米政府機関の閉鎖を回避しました。しかし、野党共和党の一部の反対により、ウクライナ支援予算が含まれないことになりました。このことにより、与党民主党の議員からは「ロシアのプーチン大統領にとっては勝利だ」との声が出ています。

ウクライナ支援の必要性を訴え続けるバイデン政権

ウクライナ支援の必要性を訴え続けてきた国防総省や国務省ですが、ウクライナ支援予算がないままでの決定済みの武器や弾薬の輸送を進める構えです。しかし、今後の支援に向けた予算措置の見通しは立っていません。

共和党の反対と非難

共和党のローラー下院議員は、ウクライナへの援助が含まれていないつなぎ予算でも政府閉鎖を許してはならないと強調しています。また、下院歳出委員会のデローロ筆頭委員(民主党)は「ウクライナを見捨てようとしている」と非難しました。

ウクライナへの米国の支援

ロシアが侵攻を始めた昨年2月以降、米国はウクライナに軍事支援として439億ドル(約6兆5千億円)以上を拠出してきました。バイデン政権は2024会計年度(23年10月~24年9月)の最初の3カ月を対象に、ウクライナの軍事援助131億ドルを含む追加予算を要請しています。

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