ジャニーズ事務所が2023年10月2日、都内で行われた記者会見で、ルールの混乱や質問者の指名に関して問題が発生し、記者たちの怒りが爆発しました。この会見に出席したネットメディア・アークタイムズの尾形聡彦編集長は、会見を「八百長」と評しました。
会見のルールに疑問の声
会見では質問は「1社1問」というルールがあったはずですが、実際にはルールの混乱や不透明さが生じ、記者たちの間で意見の食い違いが起きました。指名されない記者や割り込んでしまう質問もあり、会場は騒然となりました。
井ノ原快彦社長が呼びかけるほどの混乱になってしまったのです。
記者たちの不満の声
尾形編集長は、「なぜ後ろばかり指名するんですか」と不満をぶつけるなど、会見の混乱に怒りを露わにしました。彼は、「井ノ原社長からは『ルールを守って』と言われましたが、他の記者たちからは拍手が送られました。ただ、私と望月さん（アークタイムズキャスター兼東京新聞記者）には絶対に指名しない、という不正なルールを容認するわけにはいきません」とコメントしました。
彼は最初は黙って手を挙げていたものの、会見が進むにつれて明らかになった指名の仕方に疑問を抱き、つい声を上げざるを得なかったのだと語りました。
「何を怖がっているのか」
尾形編集長は、主要国の記者会見では最前列の人から順に質問が当てられることを指摘し、「一体何を怖がっているのでしょうか」と疑問を投げかけました。さらに、他の記者やカメラマンからのヤジに驚いたとも明かしました。
彼は、ジャニーズ事務所の意向に従って不正なルールを守ることが、性加害問題が50年も続く原因であり、共犯関係が根強く続いていることを指摘しました。
メディアへの厳しい言葉
さらに、尾形編集長は他のメディアに対しても厳しい言葉を浴びせました。「八百長を強要するルールを守れと言うのか。そして、あなたたちはジャニー喜多川氏の数十年にわたる性加害のなかで、何をしてきたのか。メディア人としての悔恨や怒り、責任感は全くないのか」と疑問を投げかけました。
彼は、記者やカメラマンたちが性加害問題を解明しようとせず、逆にジャニーズ事務所に同調し、私たちにヤジを浴びせ、拍手までしている様子を目の当たりにしたことに、憤りを感じたと明かしました。
今回の会見で、ジャニーズ事務所の体質が変わっていないことが浮き彫りになりました。性加害問題を追及しようとする記者たちに対しても、テレビや新聞が怒号を浴びせるなど、おぞましい姿が見受けられました。
尾形編集長の発言は、会見の現場で起きた一連の出来事を通じて、大きな注目を集めています。
ソースリンク: 日本ニュース24時間
