政治資金パーティーにまつわる問題が広まっています。なぜ、パーティー券に関連する「裏金」が生まれたのでしょうか。政界経験のある佐藤ゆかりさんにその理由を聞きました。
パーティー券の販売驚くべき規模
佐藤ゆかりさんは、自民党の前衆議院議員で、二階派に所属していました。彼女は2005年の郵政選挙で、岐阜1区から立候補しましたが、比例区で当選しました。彼女は衆議院議員を3期、参議院議員を1期務め、2021年の衆院選で落選し、政界からの引退を表明しました。
安倍派の一員として、彼女は過去5年間で5,000万円を超えるキックバックを受けた議員がいることを指摘されました。
佐藤ゆかりさんはこう語ります。「このパーティー券がこんなに売れるとは驚きです。規模が大きすぎると感じます。安倍派は最大派閥であり、100人近い議員を抱えていました。政権の中心にいた強力な派閥なのに、法令順守がなされていないことに驚きを覚えています」と。
二階派でも疑惑が浮上
佐藤さんが所属していた二階派でも、1億円を超える政治資金パーティーの収入が記載されていない疑惑が浮上しています。
質問：二階派でもキックバックはありましたか？
佐藤ゆかりさん：「おそらく、ありました。派閥や都道府県連のパーティーにもキックバックがあると理解しています。」
佐藤さんは二階派のパーティー券での「キックバック」の存在を認めましたが、自身が二階派で裏金を耳にしたことはなかったとし、政治資金収支報告書にキックバックの収入を記載しており、議員個人の裏金はないと述べました。
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