英検に新級導入、受験者増加を目指す協会の思惑とは?

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日本英語検定協会が2025年度から実用英語技能検定(英検)の「準2級」と「2級」の間に新たな級を導入する方針を決めたことが話題となっています。このニュースについて、キャスターの辛坊治郎さんが自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、協会の思惑について興味深い持論を展開しました。

新しい級の導入による意図

日本英語検定協会は、新たな級を導入する理由として、「小さな成功体験の機会を提供することで、学習者のモチベーションの維持・向上を図る」と、「『高校生の学び』に寄り添い、高校2年生にふさわしい英語力が身につけられていることを客観的に示す」としています。

これにより、学習者には次第に難易度が上がる段階的な目標が与えられ、小さな成功体験を通じて英語へのモチベーションが向上し、学習意欲を持続させることが期待されます。

協会の思惑は受験者増加

辛坊さんは、この新級の導入に対して、「子供が減る中、受験者を増やす最もいい方法は級を増やすことだ」という協会の思惑を指摘しました。

実際に級が増えれば、受験者数も増加するのは間違いありません。このことから、協会は受験者の確保と共に、英検の需要を維持し、資金面や普及活動の継続につなげる狙いがあるのかもしれません。

今回の新級導入に寄せて

辛坊さんは自らの経験も交えて、「準2級」の存在しなかった時代に、中学3年生の頃に「3級」の試験を受け、全問正解したことを明かしました。その結果、協会から表彰式への招待を受けたそうです。

しかし、当時は同級生の女の子と遊園地へ行く約束をしていたため、表彰式には欠席し、楽しい思い出を作るために遊園地へ行ったとのことです。

新級の導入によって、今後も英検受験者が増え、さまざまな体験が生まれることでしょう。

この記事の情報源は、日本ニュース24時間のオリジナル記事です。

(参照元記事:Yahoo!ニュース