泉房穂氏 埼玉県〝子どものみの外出、留守番禁止条例〟に「こんな条例を通してはならない」

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埼玉県議会に提出されている埼玉県虐待禁止条例改正案について、前明石市長の泉房穂氏が異議を唱えています。この改正案では、子どものみの外出や留守番を「児童虐待」と位置づけ、禁止するとしています。

泉房穂氏の主張

泉房穂氏は自身の旧ツイッターを更新し、この条例改正案に対して異論を唱えました。彼は、「こんな『条例』を通してはならない」と主張しています。

条例改正案の内容

この条例改正案は、保護者に対し、小学3年生以下の子どもを自宅や車などに残したまま外出したり放置することを禁止するものです。小4~6年の子どもについても、努力義務としています。自民党の埼玉県議団は、子どもたちだけで公園で遊ばせたり、登下校させることも「放置」にあたるとして禁止する必要があると説明しています。

泉氏の指摘

泉房穂氏は、この条例改正案に対して驚きの声を上げています。彼は「〝ゴミ出し〟や〝回覧板を持って行く〟など、些細な行為でも『虐待』(放置)にあたるとされていることに驚いています。さらに、それを見かけたら通報しなければならないとまで県民に義務を課していることに苦言を呈しています。

再考を求める

泉房穂氏は、埼玉県の条例制定は県議会だけでなく、知事の判断にもかかっていると指摘しています。もし改正案が可決された場合、知事は地方自治法176条1項に基づき、一般再議の手続きをとるべきだと主張しています。そして、その際には3分の2の賛成がなければ廃案となります。さらに特別再議(4項)で国の判断を仰ぐことも可能だとしています。

署名活動と波紋広がる

条例改正案には罰則規定はありませんが、県内の保護者やPTAなどが改正案に反対する署名活動を始めるなど、波紋が広がっています。

この条例改正案については、まだ議論が進んでいる最中です。一般市民の声も大切にしながら、最終的な判断が下されることを期待しましょう。

記事ソース: よろず~ニュース

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