ユーミン、YOASOBI楽曲に当初は違和感「元から作るのがアーティストじゃ」 印象一変の理由は

松任谷由実(ユーミン)さんは、8日放送のTBS系「日曜日の初耳学」にVTR出演し、話題の音楽ユニット「YOASOBI」について語りました。

YOASOBIの印象に違和感を感じた理由

YOASOBIは、ボーカルのikuraさん(23歳)とコンポーザーのAyaseさん(29歳)による「小説を音楽にするユニット」です。彼らのデビュー曲「夜に駆ける」や大ヒット曲「アイドル」など、15曲が1億再生以上を記録しました。彼らの活動は、サブスクリプション時代を象徴するものとして、国内外で人気を博しています。

そんなYOASOBIについて、ユーミンさんは当初、違和感を覚えたそうです。「小説をもとに作られる」と聞いた時、「私は短編小説を作るような気持ちで歌を作ってきたから、元から作るのがアーティストじゃないかと思って。ひょっとしたら薄いんじゃないかと思ってしまいました」と素直に話しました。

印象が一変した理由

しかし、ユーミンさんの違和感は誤解だったようです。彼女は聴いていくうちに理解しました。「ikuraちゃんが本来、ボカロ(音声合成)でやるようなラインをたぶんものすごく一生懸命して、習得して、人間の声でやっている。機械では出せない切なさがちゃんと出ているから、言語を超えて伝わるんです」と絶賛しました。

YOASOBIの楽曲「アイドル」は、日本語の楽曲として史上初めて、米ビルボードのグローバルチャートで1位を獲得しました。ユーミンさんは「日本語で出て行ったということがすばらしいと思います。50年くらい前に、“もし海外に出て行くなら、カーペンターズくらいの美しいネイティブな英語で歌わないと絶対に無理だよ”と言われていました。(海外進出は)思ってもいませんでしたけど。その中で、日本語で出て行ったことはすごく意義があることだと思います」と拍手を送りました。

ユーミン曲のリメイクに挑戦中

現在、YOASOBIはユーミンの代表曲「中央フリーウェイ」のリメイクに挑戦しているそうです。ユーミンは「私の『中央フリーウェイ』を解体して、再構築して、今、絶賛作業中とうかがっています」と、興味深そうに語ります。Ayaseさんも「絶賛作業中でございます。一度解体して、ikuraの声も組み込み、再構築というのを今、真剣に考えています」と応じました。

ユーミンとYOASOBIのコラボレーションに注目です。

Source link: 日本ニュース24時間