「ヘアアイロン事故」でタカラジェンヌ死亡…調査チーム発足へ

宝塚歌劇団

宝塚歌劇団の劇団員が亡くなった事件について、劇団は外部の弁護士を含む調査チームを発足させることを発表しました。一部週刊誌によるいじめ疑惑報道については、劇団は「ヘアアイロンが偶然あたったもの」と否定しています。

「誤ってヘアアイロンがあたってしまった」

宝塚歌劇団花組の東京公演が千秋楽を迎えた日、多くのファンが東京宝塚劇場に集まりました。この公演再開の影響か、注目度が高まっているのが事実です。

宝塚歌劇団の女性劇団員が兵庫県宝塚市のマンションで亡くなっていたことが9月30日に明らかになりました。この問題を受け、宙組の公演は10月22日まで中止になることが発表されました。また、劇団は外部の弁護士による調査チームを設置することを決めました。

宝塚歌劇団の担当者は、「大切な仲間の命が失われたことは非常に重大な問題であり、私たちは深い悲しみに包まれています。関係者へのヒアリングや調査を行いながら、生徒たちの気持ちにも十分に配慮していきます」と述べました。

警察の発表によると、亡くなった女性は自殺とみられており、一部週刊誌によるいじめ疑惑についても取り上げられました。

劇団側は、「ヘアアイロンが誤って当たったことは事実ですが、記事の表現は歪曲しており、それはなかったと否定します」と説明しました。

調査チームが宙組全員をヒヤリング

宝塚歌劇団の俳優の女性が亡くなった事件について、調査チームが立ち上げられました。宝塚歌劇団によれば、宙組全員がヒヤリングの対象となります。さらに、必要に応じて関係者もヒヤリングの対象となり、女性の死亡経緯を調査します。

宝塚歌劇団の担当者は、過去のいじめ報道についても言及しました。2022年2月に週刊文春が報じた内容は、女性が上級生による高温のヘアアイロンで前髪を長く押しつけられたというものでした。

宝塚歌劇団は当時、「内容は全くの事実無根」と否定しました。しかし、7日の会見において再度問われると、以下のように説明しました。

「上級生が下級生の前髪を作る際にヘアアイロンが当たったという報道がありましたが、ヒアリングの結果、本人たちは『そんなことはなかった』と言っています。ただし、ヘアアイロンが当たったという事実は確認しています。報道のように『長く』とはされていませんし、それは歪曲した表現です。したがって、それは否定します」

ヘアアイロンの接触は事実ですが、双方の証言からいじめの事実はないとされています。いじめについても調査チームが第三者の立場からきちんと調査します。

女性が所属していた宙組は、公演再開に向けた準備に時間を要するため、公演をさらに延長して22日まで休演することが発表されました。

宝塚歌劇団の担当者は、「生徒たちはこの事件に対してショックを受け、悲しみに包まれています。彼らが心の整理をするためには時間が必要です」と述べました。

今後、女性の死亡経緯やいじめ報道の真相が明らかになることが期待されています。

(イット! 10月9日放送より)


ソースリンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/4c2e75a4a39e37f392a991683ab037fea84d64aa