東京都は、2020年東京五輪の大会期間中、東京港(江東区)に停泊する大型クルーズ船をホテルとして利用することを明らかにした。「ホテルシップ」と呼ばれるもので、横浜市に続き、導入は2例目となる。
ホテルシップになるのは、イタリアの船舶会社「コスタ クルーズ」が所有する「コスタ ベネチア」(13万5500トン)。乗客定員は5260人で、客室は2116室ある。
実施期間は五輪開会式がある来年7月24日から29日までの5泊6日。五輪期間中は、宿泊施設数の不足が見込まれており、船の活用が検討されていた。宿泊プランなどは今後、同社が発表する。
また都は平成30年4月に、15号地木材埠頭(江東区)で五輪期間中のホテルシップとしてスイスの船を選んでいたが、事業者が辞退したため実施しない。