普段クールでドライな猫猫(CV:悠木碧)が、アニメ「薬屋のひとりごと」第18話で一瞬見せた”憎悪の表情”が話題を呼んでいます。実父であり因縁の相手、羅漢(CV:桐本拓哉)に向けられたその視線は、相手役の壬氏(CV:大塚剛央)をも戦慄させ、視聴者の間に衝撃が広がっています。
猫猫、実父・羅漢に見せた”史上最高”の憎悪
物語の中で、猫猫は毒や薬、あるいは自身の興味を引く事柄以外には、ほとんど感情を表に出しません。しかし、第18話で描かれた羅漢との関わりにおいては全く異なる一面を見せました。
問題のシーンは、壬氏が猫猫に「今度お前に会いたいという官がいるのだが」と切り出したことから始まります。しかし、その人物が羅漢だと知るや否や、猫猫の表情は一変。普段の冷静さは消え失せ、鋭く、恐ろしい形相を浮かべたのです。その強烈な視線に射抜かれた壬氏は、思わずたじろぎ、「どうにか断っておく」と言うのがやっとでした。後で「あんな顔初めて見た。もう二度と見たくない」と、猫猫が見せた強い感情に対する困惑を隠せない様子でした。
視聴者の戦慄と演出への高評価
この、普段からは想像もできない猫猫の強い感情表現に対し、視聴者からは「猫猫があんな顔するなんて……」「表情が目に焼きついて離れない」「トラウマ級に怖いじゃん……」といった驚愕と共感の感想が多数寄せられました。多くのファンが、猫猫の内に秘められた感情の激しさに改めて気づかされた瞬間でした。
「薬屋のひとりごと」第18話より、羅漢への強い憎悪を見せる猫猫のアップの場面カット。
特に、猫猫の表情が大きくズームアップされる演出は、「怒りの度合いが伝わってくるいい演出だった」「猫猫のあの演出ゾクっとしたわ」と評価され、視聴者の心に深く刻まれました。アニメーションの表現力が、キャラクターの複雑な感情を見事に描き出し、物語への没入感を一層高めたと言えます。
「薬屋のひとりごと」シリーズの絶大な人気
アニメ「薬屋のひとりごと」は、日向夏氏の同名ライトノベルを原作とし、月刊誌2誌でコミカライズもされています。シリーズ累計発行部数は4000万部を突破するなど、国内外で絶大な人気を誇っています。
TVアニメは2023年10月から2クール連続で放送され、後宮を舞台にした猫猫の推理や、猫猫と壬氏のコミカルなやりとりが人気を博しました。そして、2025年1月からは待望のアニメ第二期が放送され、物語はさらに深まっています。
このように、「薬屋のひとりごと」第18話で描かれた猫猫の羅漢への感情爆発のシーンは、物語における二人の因縁の深さを示すと共に、キャラクターの新たな一面を見せ、視聴者に強い印象を残しました。シリーズはアニメ第二期も放送され、その人気はさらに広がりを見せています。
参照元: ABEMA TIMES編集部