今年の10月に入り、気温の差が急激に大きくなってきました。猛暑が続いた2023年は「天気痛」に注意が必要な時期です。
「天気痛」が女性に多い理由や予防不足の都道府県は？
「天気痛」とは、気圧の変化によって頭痛などの体調不良が起こることを指します。
ウェザーニュースの調査によると、多くの人が天気痛を自覚しているようで、男性の約5割、女性の約8割が「天気痛を持っている・ある」と答えています。
産婦人科医の丸田佳奈さんによれば、天気痛は中高年以上の女性に圧倒的に多く見られ、その原因の一つとして「冷え」が挙げられます。
女性は筋肉量が少なく、体を温める機能もあまりありません。そのため、天気痛の症状が起こりやすいと考えられています。
また、ウェザーニュースによると、天気痛を予防していない割合について、都道府県ごとの調査結果が2023年6月に発表されました。
調査結果によると、1位は富山県で、2位が和歌山県、3位が熊本県、4位が鳥取県、5位が岐阜県となっています。愛知県は11位となっています。
専門家が指摘…猛暑後の「危険な秋」の理由 予防方法は？
専門家は、今年のような「猛暑の後の秋は危険」と指摘しています。名古屋市では真夏日が過去最多となる93日もありました。
愛知医科大学の佐藤純客員教授は、「今年の夏は特に暑く、熱帯夜も続いたため、自律神経が疲れた状態で、寒暖差も大きく、疲弊している」と話しています。そのため、過去に天気痛を経験したことがない人でも調子を崩す可能性が高いと言われています。
天気痛は「内耳」で気圧の変化を感じ取り、脳に伝えることで自律神経のバランスが乱れる仕組みです。
予防方法について、佐藤客員教授は耳たぶの後ろにある「完骨（かんこつ）」と呼ばれるツボを温めることや、両耳をつまんで上下や横に動かすことなど、耳の周りの血行を良くすることが効果的と述べています。
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東海テレビより引用：記事のリンク
