藤井聡太の“頭の中”を探る!改良されたSHOGI AIの導入効果とは【八冠への道】

ABEMA将棋チャンネルの「SHOGI AI」は、藤井聡太の名手・名局を追体験しながら、AIと将棋の関係を深く考える貴重な機会を提供しています。藤井聡太の夢である「八冠ロード」を目指し進化し続ける「SHOGI AI」は、最新のディープラーニング(深層学習)技術を投入しています。その結果、より鮮明な情報を提供できるようになりました。

AIが演出した最高のエンタテインメント「4一銀」

「SHOGI AI」の開発責任者である藤崎智氏は、藤井聡太のプロデビューからほとんどの現場をサポートしてきました。彼によると、藤井の対局で最も印象深い一手は「4一銀」です。それは松尾歩八段との対局で生まれた“名手”であり、AIの存在なしには実現しなかった展開でした。

藤井聡太の“神の手”を最大限に伝えるために、「SHOGI AI」は意欲的に再現しています。この場面を思い起こしてみましょう。

解説は及川拓馬七段と藤森哲也五段で行われました。局面は56手目で、松尾歩が藤井の陣内に角を成り込ませた直後の状況です。

予想通り、次は藤井が自分の飛車で松尾の飛車を取る手を指すと考えられました。しかし…

最初に気づいたのは及川拓馬七段でした。彼は「SHOGI AI」が示す最善手が「4一銀」であると指摘しました。

これには藤森哲也五段も驚き、「こんな手、思いつかない!何を考えているのか分からない!」と叫びました。

確かに「4一銀」は王手ですが、相手の金銀がすぐに取られてしまい、王将への直接攻撃はありません。いわば「タダ捨て」の手です。

AIの力を借りて、AIが見出した最良の手による驚きと楽しみを共有しましょう。

「SHOGI AI」は、藤井聡太の頭の中を垣間見せるための改良が重ねられてきました。その一環として、最新のディープラーニング技術が導入されました。このAIによって、将棋の駆け引きをより深く理解することが可能になりました。

将棋中継のAI表示は、将棋ファンにとって欠かせない存在です。藤井聡太の“八冠ロード”に向けて、「SHOGI AI」は進化を続けています。AIの助けを借りて、藤井聡太の頭の中に入り込み、将棋の奥深さを堪能しましょう。

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