アメリカ・テネシー州で、7歳の子供が誕生日パーティーの後片付けをしている最中にフィルムバルーンを頭にかぶり、うつ伏せの状態で見つかってしまいました。母親がその場に駆けつけ、救急隊員も駆けつけて蘇生を試みましたが、残念ながら子供は亡くなってしまいました。
この悲劇は、アレクサンドラ・ケリーさんの7歳の誕生日パーティーから1週間後に起きたものです。母親が自身のFacebookに経緯を書き込んだことから、地元のテレビ局WVLTやピープル誌などのメディアでも取り上げられています。
フィルムバルーンは数字の「7」の形をしており、ヘリウムガスで膨らませた高さ約80センチのフィルム製のものでした。その他にも、ヘリウムガス入りのゴム製の風船も10個用意されていました。
10月1日に親子はリビングルームでゴム製の風船を一緒に割って片付けることにしました。アレクサンドラさんは母親にフィルムバルーンも一緒に割っていいか尋ね、母親は「もちろん」と答え、自分の寝室に上がっていきました。
しかし、母親が寝室で少し眠ってしまってからすぐにリビングルームに戻ると、アレクサンドラさんがうつ伏せに倒れていました。頭には割れたフィルムバルーンがかぶっていたのです。
母親はすぐにフィルムバルーンを取り外し、救急隊員に通報しました。電話オペレーターの指示に従いながら蘇生を試みましたが、救急隊員の処置でも子供を救うことはできませんでした。
母親は子供の死因について、「ヘリウムガスによる中毒か窒息かは分かっていない」と述べています。「ゴム製の風船には飲み込んで窒息する危険性があることは知っていたけれど、大きなフィルムバルーンにもこんな危険性があるとは想像もしていませんでした」と悲しみを表現しています。
クリントン警察によると、現在この事案を捜査中であり、死因の特定はまだできていないとのことです。
この事故は、我々に子供の安全に対する意識を再確認させます。風船などの遊び道具には、思わぬ危険が潜んでいることを忘れずに注意しましょう。
ソースリンク: 日本ニュース24時間