タイのセーター・タウィーシン首相がロシアのウラジーミル・プーチン大統領をタイに招待したことが明らかになりました。タイ政府によると、プーチン氏は招待を受け入れたものの、日程はまだ決まっていません。
ウクライナ侵攻の影響で、プーチン氏は国際的に孤立しており、友好国は限られています。しかし、タイとベトナムはプーチン氏を共に招待し、受け入れることとなりました。
国際刑事裁判所(ICC)はプーチン氏に対し、ウクライナ占領地からの子どもの連れ去りに関与したとして逮捕状を出しています。ただし、タイはICCの設立条約である国連(UN)の「ローマ規程(Rome Statute)」に署名していないため、タイでの逮捕は難しいでしょう。
セーター氏とプーチン氏は17日夜、中国の巨大経済圏構想「一帯一路(Belt and Road)」国際協力サミットフォーラムに合わせて会談し、貿易・文化分野における関係強化について協議しました。
セーター氏はプーチン氏を来年タイに招待することを明らかにし、「プーチン氏は(タイの人気リゾート)プーケット(Phuket)島が気に入っていて、よく旅行すると聞いている」と話しました。
今年に入って、100万人以上のロシア人がタイを訪れており、タイはロシア人のビザ(査証)の滞在期間を30日から3か月に延長しています。
記事のソース元:日本ニュース24時間