ヒラリー・クリントン元国務長官が「ハマス指導者を抹殺しなければ」、「中国はロシアを従属国に」と訴える | 日本ニュース24時間

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ヒラリー・クリントン元国務長官が、東京都内でフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」の単独インタビューに応じ、注目の発言を行いました。このインタビューでは、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマス指導者の抹殺が必要であると訴えたほか、ウクライナへの制裁を受けているロシアが中国への依存を強め、中国がロシアを従属国にしようとしていると指摘しました。

ヒラリー・クリントン氏は、高松宮殿下記念世界文化賞の国際顧問として来日したことも明かされました。

高松宮殿下記念世界文化賞の重要性とアートの役割

松山キャスター: 『高松宮殿下記念世界文化賞』についてお聞きしたいのですが、国際社会におけるアートの重要性と、アートが世界の安全を守るために果たす役割について、どのように考えられますか?

ヒラリー・クリントン元国務長官: これは非常に重要な質問だと思います。高松宮殿下記念世界文化賞は、世界中のアートやアーティストの功績を認める重要な活動です。日本美術協会がこの賞を始めたことは称賛に値します。私たちは、今、これまで以上に、私たちを隔てるものよりも、私たちに共通するものの方がはるかに多いことを認識する必要があります。しかし、もし私たちが協力せず、お互いをもっと理解し合うことができなければ、今日私たちが世界で目にしているような問題を抱え続けることになるでしょう。芸術は人々をひとつにし、経験を共有する素晴らしい手段です。私は、この非常に重要な取り組みに参加できることを、本当に嬉しく思います。

アートが問題の解決に果たす役割

松山キャスター: 世界は現在、ウクライナの危機やイスラエルとハマスの衝突など、深刻な危機に直面しています。アートは、そのような問題の解決に何らかの役割を果たすことができると思いますか?

ヒラリー・クリントン元国務長官: アートがそのような問題を解決できるかどうかはわかりません。現在、私たちが目の当たりにしているのは、非常に根深い、とても危険な戦争、紛争、テロリズムです。しかし、芸術が、ウクライナや中東の人々が今経験している恐怖、憎しみ、苦しみといったつらい気持ちを和らげることができるのは確かだと思います。私は、そのような心の痛みや苦しみを和らげようとする理解を人々にもたらすような、何かしらのきっかけ、何かしらの光が差し込むことを願っています。もちろん、ウクライナでの戦争が、プーチン大統領のロシアによる違法で残忍なウクライナ侵攻によって始まったものである以上、それは非常に困難なことです。そして中東でのこの最近のできごとは、イスラエルへの恐ろしいテロ攻撃によって始まりました。私は、人々が戦争を終わらせる方法を見つけることを願っています。しかし、それが見つかるまでは、我々は、自由や芸術に反映されている価値観を守らなければなりません。

このインタビューの詳細は、こちらでご覧いただけます。

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