「金龍ラーメン道頓堀店」の「龍のしっぽ」、隣接地へのはみ出しで撤去命令が下される

Image

大阪の人気ラーメン店「金龍ラーメン道頓堀店」の立体看板に飾られていた龍のオブジェが、隣接地にはみ出しているという問題が発生しました。この問題について、隣接地の所有者が運営会社に対し撤去を求める訴訟が大阪地裁で審理され、判決が下されました。

立体看板の問題

立体看板は1992年頃に設置され、店舗正面の北側上部に龍の本体があり、しっぽの部分は壁の西側から飛び出すようになっています。さらに、壁にはひさしも設けられ、近くには客席が配置されています。

隣接地の主張

西側の隣接地は通路として使用されており、奥には別のラーメン店が存在しています。所有者側は「新築予定の建物の使用が制限されるため、越境部分を撤去してほしい」と主張しています。一方、金龍側は「撤去することでブランドイメージが低下する」と反論しています。

判決の結果

判決では、しっぽの部分が隣接地にはみ出していることが認定され、「土地の一体的な利用が妨げられ、その不利益は大きい」と判断されました。そのため、土地の所有者はしっぽの部分の撤去を行うよう命じられました。

この判決により、「金龍ラーメン道頓堀店」は立体看板の改修を行わなければならなくなります。今後の訴訟の展開や改修の進捗に注目です。

記事の出典:日本ニュース24時間