物議醸した雑誌「通販生活」表紙 出版社がウクライナ側に謝罪 「戦争の本質を表現したつもり」意図を説明

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「通販生活」の表紙が問題となり、出版社がウクライナ側に謝罪しました。表現の意図を説明するとともに、物議を醸した部分を含めた謝罪文が公式サイトで発表されました。

「通販生活」の表紙についての問題点

在日ウクライナ大使館は、通販カタログ誌「通販生活」の表紙に掲載された文言に抗議の声明を出しました。表紙には、戦闘の様子が映し出されたテレビを見つめる猫とともに、「プーチンの侵略に断じて屈しないウクライナの人びと。がんばれ、がんばれ、がんばれ。守れ、守れ、守れ。殺せ、殺せ、殺せ。殺されろ、殺されろ、殺されろ」という文言が記載されていました。

この表現に対して、大使館は「このような呼びかけ、及び例えを、日本国民及び日本政府の立場に矛盾するもの」として抗議しました。ネット上でも、この表現に対して批判的な声が上がりました。

出版社の謝罪文

これに対し、出版社は公式サイトで謝罪文を発表しました。その中で、「ケンカ」という言葉でウクライナの祖国防衛を表現したことを謝罪し、読者からの問い合わせにも言及しました。「殺せ」「殺されろ」は戦争の本質を表現したつもりだと説明しました。

また、出版社は「理がウクライナ側にあることは、巻頭特集『いますぐ、戦争をやめさせないと』を読んでいただければおわかりいただけると思います」と呼びかけました。ウクライナとパレスチナ・ガザ地区に早い平和が訪れることを願い、非戦の特集に取り組んでいくと述べました。

「通販生活」について

「通販生活」は、創刊から82年を迎えるカタログ雑誌です。商品の推薦だけでなく、政治的な主張も掲載されることで知られています。

この謝罪文を受け、今後の「通販生活」の姿勢に注目が集まることでしょう。

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