【拡散】韓国ホワイト国除外で8月28日から何が変わるの!? 「ホワイト包括許可」が利用不可能に!? 輸出企業への立入検査が義務付けられる?

【拡散】韓国ホワイト国除外で8月28日から何が変わるの!? 「ホワイト包括許可」が利用不可能に!? 輸出企業への立入検査が義務付けられる?

黒井さん、大変です!韓国への輸出が許可されてしまいました!

韓国向け半導体材料輸出、1件許可 政府、管理対象の拡大検討
8/8(木) 9:28配信 産経新聞

政府が韓国向けの輸出管理を厳格化した「フッ化水素」など半導体材料3品目に関し、国内メーカーから許可申請があった輸出1件を許可したことが7日、分かった。また、政府が輸出管理強化の一環として、軍事転用が容易な製品や技術の輸出を制限するリスト規制の対象品目の拡大を検討していることも分かった。複数の政府関係者が明らかにした。

政府は7月4日以降、半導体材料の3品目に関し、韓国への輸出手続きを厳格化している。厳格化後に輸出の許可申請があった韓国企業向けの契約1件について、政府は8月7日付で許可した。品目は半導体の基板に塗る感光剤の「レジスト」という。

「審査の結果、軍事転用などの懸念がなければ輸出は許可する」との方針を政府は示しており、今回、輸出を許可したことで、韓国が主張する「禁輸措置」には当たらないことを示した形だ。

政府は今後も、審査を通過した取引には輸出許可を出す一方、韓国に関する輸出管理をめぐって、新たに不適切な事案が判明した場合には、個別許可申請の対象品目を3品目以外にも拡大していく方針だ。

一方、政府が拡大を検討するリスト規制の対象品目は、輸出管理をめぐる国際合意に基づき政省令で定められており、該当品目を輸出する場合は事前に経済産業相の許可が必要となっている。

リスト規制の品目は、化学兵器や生物兵器の原料、先端材料やセンサー、レーダー、通信機器など約240項目で、韓国向けの輸出管理を厳格化した「フッ化水素」などの半導体材料3品目も含まれる。

ただ、これら周辺の一般的な製品や技術の中にも、加工すれば軍事転用が容易になるものが少なくないことから、現在は未規制の製品や技術にも規制の網を広げる方針。米国なども問題意識を共有しており、政府は米国や欧州をはじめ、主要関係国とも協調しながら安全保障の観点からリスト規制の品目拡大の検討を進める。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190808-00000519-san-pol
韓国の主張はウソだったことに?
戸締りさんのTwitterで知った。個別輸出許可の審査が1件完了、対象はフォトレジストだそうだね。意外と審査が早く終わったようだ。

これって、想定外の事態ですよね?韓国を安心させてしまっていいんでしょうか?

フォトレジストについては、サムスンの未来の産業が奪われると騒いでいた点のみがフォーカスされていたと思ったが。それにこの記事ではどれくらいの量だかが分からないよね。数十kgとかかもしれない。

確かに・・・。じゃあ、まだ落胆するには早いですか?

落胆する場面じゃないと思うんだがwww 輸出管理が適切に行なわれていることをむしろ褒めるべき場面だと思うぞ?何しろ韓国が主張する禁輸だの輸出規制だのという話がうそだったことを証明したわけだからな。

確かに!じゃあ、むしろ日本の思い通りなんですね。

そういうこと。これで韓国の愛国活動も一気にしぼむだろう。だが輸出管理が強化されたという事実は消えないため、必然的に韓国経済は追い込まれていくことになる。肝心のフッ化水素の輸出許可が出なければどうしようもないからな。

フォトレジストだけ出ても、韓国は困りますよね・・・。それに、禁輸だと日本を批判することもできなくなります!

そうそう!分かってきたか?日本政府は上手にかじ取りをしてると思うよ。日本が経済リーダーシップの地位を貶めているというCSISの論評も出たことだし、日本政府としてもいいタイミングでカードを切ったと思うよ。。

韓国がホワイト国から外れると何が変わるの?
さてワトソン君、ここでホワイト国削除で何が変わるのかをざっと復習しておこうじゃないか。今はグループAという名前だが、韓国はここから外れてグループBに転落することになった。韓国は今後何を強いられることになると思う?

輸出許可を得なくてはならない場面が、増えると思います!経産省のフローチャートで、そうなってます!

というのも、今朝同じタイミングでこういう記事が出てきてるんだ。日本政府は韓国をホワイト国から外したものの個別許可品目の方は特に増やさなかったというものだ。これにより韓国は大半の品目でこれまで通りの包括許可を得られると愛国日報が報道している。

日本、追加規制しなかった…韓国財界は「不確実性、依然と」(1)
8/8(木) 7:43配信 中央日報日本語版

日本政府が7日に公開した輸出規制施行細則に既存の半導体核心材料3品目の他に追加で「個別許可」品目が指定されていないことが確認された。通常90日を要する「個別許可」を受けなければならない品目を追加で指定しなかったという点はで幸いだが、日本が韓国に対する攻勢程度を調節したとみるにはまだ早いという評価もある。

日本はこの日、韓国をホワイト国(安保友好国)から除外する内容の法令改正案を公布した。新改正案は今月28日から施行される予定で、その後は日本産製品の対韓国輸出手続きが従来よりも難しくなり、不確実性が大きくなる。

しかし施行細則である「包括許可取扱要領」では、韓国に対して「個別許可」対象品目を追加しなかった。既存の半導体3つの材料を除いた品目は、日本経済産業省の1300社のコンプライアンス・プログラム(CP)企業と取り引きする韓国企業は従来と同じように3年単位の包括許可適用を受けることができるということだ。

韓国政府はCP認証を受けた日本企業1300社のうち公開された632社を戦略物資管理院のホームページに載せた。ひとまず、日本の経済報復措置によって直接打撃を受ける分野は半導体・ディスプレーメーカーに限定されるものとみられる。

現代車証券のノ・グンチャン研究員は「日本のホワイト国除外でも、CP企業を通した『特別一般包括許可』制度を活用すれば、国内の情報技術(IT)ハードウェア企業に短期的に生産支障が生じる可能性はわずか」としながら「中国・台湾・シンガポールなどがホワイト国ではないのに生産に支障が出ていないのは特別一般包括許可制度のため」と説明した。

しかし、日本が韓国に対する攻勢を自制するだろうと判断するにはまだ早い。韓国をホワイト国から除外した日本の基調には、事実上、変化がないためだ。一般品目の場合でも、日本政府が武器開発などに転用されるおそれがあると判断すれば、いつでも個別許可に戻すことができる。
・・・

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190808-00000002-cnippou-kr

一般包括許可と、特別包括許可は違うと思うんですけど・・・。

正解。ここを韓国の研究員も愛国日報も把握してないから、今まで通りにガンガン輸入できると間違った結論を出してしまうわけだ。韓国向けはホワイト国から外れたことにより一般包括許可を利用することが不可能になり、今後は特別一般包括許可の枠組みを使わなくてはいけなくなったんだ。

個別輸出許可までは厳しくなくても、それなりに厳しくなりますよね?

そういうこと。この点については日本のCISTECが8月2日に出したPDFに詳しく書かれている。重要だと思うので必ず全文に目を通してほしい。
http://www.cistec.or.jp/service/kankoku/190802kankokumuke_kaisetu.pdf

一般包括許可=ホワイト包括で、特別一般包括許可=特別包括ってことですよね?

その下には特定包括許可というものもある。韓国向けにはこのホワイト包括を使えなくなったので、韓国への輸出を行なう企業には厳格な自主管理が求められるというわけだ。どこぞの怪しい中小企業がここでドロップアウトすることになる。

それって、北朝鮮やイランへの横流しを視野に入れてますよね?

中国向けもな。そして重要なポイントがこの管理を日本企業側が行なうということだ。どこぞの怪しい中小企業はここで排除されると同時に、残った重要な大企業や中小企業が韓国側で正しく使われるということを厳格に証明しなくてはならないわけ。過去数年間で1度でも横流しがあった場合、輸出はまず無理だと思っていいだろう。

第三国への移転も、厳しくチェックするって書いてあります!

2ページ目のこの部分だね。

ただし、輸出者が、最終用途・需要者等の懸念の有無、第三国移転等の懸念の有無は、輸出管理の基本として厳しくチェックするという条件が課せられている(ホワイト国向けでも同様)。

“ホワイト国向けでも同様”という部分は原則的な話であって、実際にはそこまで厳しいチェックが入らないということだと思う。ところが韓国がホワイト包括の対象から外れたため、今度から最終需要者や第三国への移転がないかなどを厳しくチェックすることが明確に義務付けられたと判断できるわけだ。

厳しいチェックをしなければ日本企業が損をする?
守れなかった場合、何か罰則はあるんでしょうか?

経産省のPDFによれば立入検査があるそうだ。包括許可制度についての説明は22ページ目から書かれていて、そのすぐ後に立入検査について書かれている。
https://www.meti.go.jp/policy/anpo/seminer/shiryo/setsumei_junshu.pdf

じゃあ、キチンと管理しないと日本企業が不利益を被るんですね・・・。一番困るのは、日本なのでは?

ぶっちゃけそうだよ。韓国にとっての手間が増えるわけじゃない。一番苦労するのはこれまで輸出管理を杜撰にしてきた日本企業ということになる。一番困るのは半導体材料が個別管理になったサムスンやSKハイニックスだがな。

でも、これで北朝鮮やイランへの横流しは、阻止できそうですね!韓国がもし横流ししたら、次からは許可が出ないってことですよね?

特別包括の場合はな。一度取得すれば3年間有効期間があるとされるが、経産省により適宜立入検査が行なわれる可能性もある。経産省のPDFによればホワイト包括の場合は輸出管理内部規程の整備は不要とされているのに対し、特別包括の場合は輸出管理内部規程の整備に加え実地調査の事前実施などが必要になるそうだ。

えっ?実地調査って・・・?

25ページ目にある、経産省による日本の輸出企業への実地調査って意味だよ。輸出先の韓国企業を調査するわけじゃないぞ!日本の法律でできる範囲で厳格化するってことだ。

びっくりしました!経産省が韓国企業に行って、ちゃんと使ってるかを調査するのかと思いました。

これらの厳格な管理制度を適用した結果、韓国への輸出がこれまで通りに問題なくできる企業は一部に限られることになると思われる。愛国日報はホワイト包括と特別包括の違いが分からず、これまで通りに問題なくできると思い込んでるようだがな。この辺りは実際の業務に携わっているサムスンなどの方が詳しいと思う。

ネットユーザーは、産経新聞さんの記事中にある「リスト規制」の拡大について注目してました!これって、今の240品目からもっと増えるってことですよね?

そもそもリスト規制という言葉自体が初耳に近いよな?リスト規制というのはキャッチオール規制よりも厳しい内容で、具体的には武器や先端材料、通信関連、コンピューターなどが該当する。フッ化水素など3品目は元からここに含まれているんだ。

じゃあ、キャッチオール規制というのは、何ですか?

リスト規制に含まれない品目であっても、軍事転用の恐れがある場合には別途規制をかけられるというものだ。ホワイト国向けにはこのキャッチオール規制が免除される。フッ化水素など3品目は元からリスト規制の対象となってるので、キャッチオール規制免除がなくなることについてはそこまで影響は出ないという話だ。

そうなんですね・・・。でも、結局韓国への輸出許可を得る回数は、増えることになりますよね?

ホワイト国除外の変更点まとめとフローチャート
今まで許可が不要だった品目にも許可が必要になるかもね。もっともこれは韓国向けに限らずすべてそうだがな。その中でホワイト国向けにはホワイト包括が使えるが、中国や台湾に韓国などはホワイト包括が使えなくなるのでより厳格化されるということだ。話をまとめよう。

【韓国ホワイト国除外で8/28から何が変わるか】
1. 一般包括許可(ホワイト包括)が使えなくなる
– リスト規制に該当する品目はすべて許可が必要
– 輸出企業には輸出管理内部規程の整備が義務付けられる
– 経産省による輸出企業への実地調査を事前に行なう必要がある
2. キャッチオール規制の対象国になる
– リスト規制に該当しない品目でも、軍事転用の恐れがあれば許可が必要に
– フッ化水素など3品目は元々リスト規制対象品目なのでさほど影響なし

キャッチオール規制についてはこのページを復習してほしい。韓国への輸出が全体的に厳しくなるという話は大筋では間違っていないと理解できるから。
https://www.meti.go.jp/policy/anpo/anpo03.html

個別の輸出許可を得るかどうかとは、別の話なんですね。

その話も含めた輸出管理フローチャートも作った。

【経産省輸出管理フローチャート】
1. 品目はフッ化水素・フォトレジスト・フッ化ポリイミドで輸出先は韓国か?
⇒ はい:個別許可
⇒ いいえ:2へ

2. リスト規制品目か?
⇒ はい:3へ
⇒ いいえ:4へ

3. ホワイト国(グループA)向けか?
⇒ はい:一般包括許可(ホワイト包括)
⇒ いいえ:特別一般包括許可(特別包括)

4. キャッチオール規制の対象になるか?
⇒ はい:5へ
⇒ いいえ:許可不要

5. ホワイト国(グループA)向けか?
⇒ はい:許可不要
⇒ いいえ:特別一般包括許可(特別包括)

1 ― はい:個別許可

└ いいえ:2 ― はい:3 ― はい:ホワイト包括
|      |
|      └ いいえ:特別包括

└ いいえ:4 ― はい:5 ― はい:許可不要
|    |
|    └ いいえ:特別包括

└ いいえ:許可不要

すまんここらが限界だ。疲れた…。

頑張りましたね!すごいです。

結論としては、やはり韓国のホワイト国削除は相当大きな影響があるということになる。加えてリスト規制の品目増加や今後個別許可が必要な品目が増えるかなども注目すべきポイントだ。韓国が何か反論してきたらこの記事に立ち返って見直すことにしよう。保存版ってことだ。事あるごとにリンクを張ろうと思う。それから、取りまとめについてはワトソン君にお願いしたい。

分かりました!ボクも、後で復習しておきます!