沖縄前知事1周忌 依然として翁長氏頼みの「オール沖縄」

[ad_1]

沖縄県の翁長雄志前知事の弔問後、記者団の質問に答える玉城デニー知事=8日午後、那覇市内
沖縄県の翁長雄志前知事の弔問後、記者団の質問に答える玉城デニー知事=8日午後、那覇市内

 沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)前知事が死去して1年となった8日、玉城デニー知事が翁長氏の自宅を弔問した。22日にはしのぶ会も予定している。来年6月に任期満了となる県議選は玉城氏の県政運営を左右するだけに、翁長氏の弔いムードをもう一度呼び覚ましたい思惑も透けてみえる。

 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を阻止するため、国を相手取り6度目の提訴を行った翌日の8日、玉城氏は記者団に「辺野古埋め立ての抗告訴訟の提起をした。安らかに見守ってくださいと(翁長氏の霊前に)報告した」と述べた。22日のしのぶ会は1000人の来場者を見込み、玉城氏の後援会長が実行委員長、玉城氏自身も特別顧問を務める。

 昨年9月の知事選で、玉城氏は翁長氏の弔いムードの強い中、後継候補として出馬し、当選した。支援した共産党などでつくる「オール沖縄」はその勢いを駆り、市長選、衆院補選、参院選で4連勝している。

 ただ、オール沖縄内部は候補者選考や県政運営などをめぐり不協和音が常態化している。「外敵」の侵入も懸念材料だ。立憲民主党が衆院沖縄4区の候補として、地域政党・社会大衆党書記長の那覇市議を擁立する動きを見せている。

 こうした中、国政選や市長選のオール沖縄系候補は合言葉のように「翁長知事の遺志を継ぐ」と繰り返している。翁長氏の死去から1年がたっても「翁長頼み」の構図は変わらない。

(杉本康士、写真も)

[ad_2]

Source link