日本ニュース24時間:フィリピン議会で初めて行われた岸田首相の演説、ASEAN各国との連携を強化

フィリピンの議会で行われた岸田文雄首相の演説が話題となっています。この演説では、国際秩序の維持を目指し、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国との連携を強化する考えが表明されました。岸田首相は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現への決意を示し、「国際社会を分断と対立ではなく協調に導き、自由と法の支配を守り抜く」と述べました。なお、フィリピン議会での演説は初めてのことです。

国際社会の危機に向けた岸田首相の指摘と強調

岸田首相は、ロシアのウクライナ侵攻や中国の海洋進出などを念頭に、「国際秩序は重大な危機にさらされている」と指摘しました。国際社会が分断されることを避けるためには、「誰もが尊厳を持って生きられるよう平和で安定した世界を築くことが不可欠だ」と強調しました。

新型コロナウイルスへの対応とASEANへの支援継続

岸田首相は、新型コロナウイルスの感染拡大が国際社会の分断と格差拡大につながったとし、日本も資金を拠出している「ASEAN感染症対策センター」への支援継続を言明しました。また、12月に東京で開催される日ASEAN特別首脳会議で、「持続可能で繁栄した新たな時代を共につくるためのビジョンを打ち出したい」と述べました。

この演説は、岸田首相とASEAN各国との連携強化の意思を示すものであり、国際社会の危機に対する岸田首相の真摯な取り組みが伝わってきます。ASEANとの連携を通じて、より良い未来を共に築いていくことが期待されます。

岸田首相の演説

(画像出典:jp24h.com

記事のソース:Yahoo!ニュース