「政権交代を目指す」泉代表の発言が波紋を広げる

泉健太代表

立憲民主党の泉健太代表が「5年で政権交代を目指す」と発言し、党内に大きな反響を巻き起こしています。泉氏は次回の衆院選での政権交代を掲げており、再びその目標を明言しました。一部の党員は「現実的な目安」として受け入れる一方、野党第1党の党首としての発言に弱気さを感じて「支援者が離れる」との批判も寄せられています。

政権交代の目指す手順

泉氏は4日の東京での講演で、「政権交代を5年で実現したい。党の再生には段階を踏む必要がある」と強調しました。次期衆院選を基盤固めの場と位置づけ、「着実に基盤を築き、段階的に進んでいきたい」と訴えました。

これに対し、蓮舫参院議員は「私は常に政権交代を目指している」とツイッターで投稿しました。また、小沢一郎衆院議員は泉氏との距離を取るために報道陣に怒りをぶちまけました。「野党第1党が次の選挙で政権交代を目指さないなら、支持する人々はいなくなるだろう」と語りました。

泉氏自身は「段階論は否定されるものではない」としつつ、「できるだけ早く実現し、必ず5年以内に達成する」と釈明に追い込まれています。

党内からの不安の声

泉氏は党代表として2年目を迎えますが、彼の手腕に疑問を抱く声も根強いです。最近の参院徳島・高知補選では党が支援した候補が自民党候補を破り、初の勝利を収めましたが、衆院長崎4区補選では立候補者が落選してしまいました。最近の世論調査によれば、立憲民主党の支持率は9.3%で、日本維新の会と並び自民党(34.1%)とは大きく差が開いています。

また、次期衆院選の候補者擁立については、289の選挙区のうち現職を含めて163人しか内定しておらず、目標の200人に達する見通しは立っていません。

「現状ではすぐに政権交代することは難しい。現実を見極めるべきだ」との意見も党内で支持されています。

若手は「批判ばかりの内輪もめから脱却することが、支持拡大の鍵だと思うが…。なかなか一致団結できないね」とつぶやきました。

日本ニュース24時間によるリンク: 日本ニュース24時間

ソースリンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/6fd0e29acf296a24446c879b367a14b321e16ee8