ロシア軍、アブデーフカで損耗強いれば戦力低下へ=ウクライナ大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領は、東部ドネツク州のアブデーフカの防衛が同国の戦略において非常に重要であると主張しました。そして、この地を攻撃するロシア軍が大量の兵力を失うことで、ロシアの戦闘能力が低下する可能性があると述べました。

ゼレンスキー氏は毎晩の動画演説で、アブデーフカを含むドネツク州へのロシアの攻撃が非常に激しいものであると説明しました。また、彼は「ロシアは既にアブデーフカ近辺で、例えばバフムト近辺よりも急速かつ大規模に兵士と装備を失いつつある」と述べ、過去の激しい戦闘と比較しました。

さらに、ゼレンスキー氏は、「アブデーフカ周辺でロシア軍が破壊されればされるほど、全体的な戦況は敵(ロシア)に不利になるだろう」と述べました。

一方、イェルマク大統領府長官は米シンクタンクでの講演で、南部ヘルソン州のウクライナ軍がドニエプル川東岸に足場を築いたことを初めて確認したと発表しました。この情報から、クリミア攻撃への新たな戦線が開かれる可能性があると考えられます。

ロシア軍は1年前にドニエプル川西岸から撤退し、東岸を拠点として西岸側の町や村に定期的な砲爆撃を行っています。

情報源: 日本ニュース24時間