ロシア兵25人と歌っていた女優死亡、慰問コンサート会場にミサイル攻撃…「目立つ場所に集う最も愚かな決断」

ウクライナ東部ドネツク州

ウクライナとロシアの緊張が高まっています。ウクライナ軍による精密な長距離攻撃が行われ、ロシア軍による被害が拡大していると英国防省が分析を公表しました。この状況は、ウクライナのドネツク州で行われた慰問コンサートで起きた一件と関連しているようです。

ミサイル攻撃の現場

ウクライナ軍およびウクライナメディアによると、ウクライナ軍はドネツク州クマチョベで開催された慰問コンサートの会場をミサイルで攻撃しました。このコンサートにはロシア兵25人と女優1人が参加しており、女優は亡くなり、兵士約100人が負傷しました。この場所は、露軍占領地域の前線から約60キロ離れた場所で開催されました。

読売新聞

この攻撃には、米国が供与した高機動ロケット砲システム「HIMARS」が使用されたと指摘されています。露軍事ブロガーはSNSで「目立つ場所に大勢が集うという最も愚かな決断だった」とロシア軍を非難しています。

报復の一環?

ウクライナ側は攻撃を次のように説明しています。攻撃は、3日に南部ザポリージャ州で開催されたウクライナ軍の式典がロシア軍のミサイル攻撃を受け、19人の兵士が亡くなったことへの報復だとされています。

英国防省はさらに、10日に南部ヘルソン州の前線から約20キロ後方を走っていたロシア軍のトラックの車列が攻撃を受け、70人以上のロシア兵が亡くなったと指摘しています。

この緊張状態は続いており、ウクライナとロシアの関係は修復が難しそうです。今後の展開に注目が集まっています。


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