イスラエル問題:ヨーロッパで感じる「日本の無関心」

イスラエル問題

イスラエルとハマスの紛争が続く中、日本の無関心が際立っています。今回は、私がヨーロッパで留学中に感じたことをお伝えします。

イスラエルとパレスチナ:ゲートの向こう側へ

イスラエルとパレスチナの間には、いくつものゲートがあります。通行許可証が必要なため、要件を満たしたタクシーで自由に移動することができます。しかし、地区をまたぐと、一気に言語や雰囲気が変わることを思い出します。

当時、イスラエル人やパレスチナ人が住む地域は、活気に満ちた街並みで、穏やかに人々が暮らしていました。最初は不安を感じながらも訪れた私は、ヤシの木や広がるビーチを見て驚きました。

運転手さんがお菓子を買ってきてくれたこともあり、その美味しさに感動しました。ただ、まだまだクナーファ以外のお菓子もたくさんあります。

世界の行く末を大きく変える戦い

ハマスの奇襲攻撃とそれに対するイスラエル軍のガザ地区への軍事作戦から既に1カ月以上が経ちました。日本にいると、この戦いは他人事に感じるかもしれません。私自身も、日本に一時帰国していた時にはそう感じました。

しかし、世界ではこの戦いが「これからの世界の行く末を大きく変える出来事だ」と認識されています。私が現在住んでいるベルギーでは、大陸に位置していることや多くの移民がいることから、住民の関心が高く、デモが頻繁に行われています。

では、実際に何が起きているのでしょうか?私がベルギーで感じていることを紹介しましょう。

インスタグラムで見る世界の二分化

ハマスがイスラエルに攻撃を始めた10月7日以降、私のインスタグラムは二分化しています。友人たちは、どちらかの国の旗を掲げるようになりました。

ストーリーズを見ると、イスラム教徒の友人たちはパレスチナの旗とともに、血まみれの犠牲者や両親を失った子供の悲惨な動画や主張をシェアしています。

一方、イスラエルの関係者は「イスラエルは小さな国。誘拐された人や亡くなった人の家族に配慮し、被害動画の拡散は控えている」と語りつつも、犠牲者を追悼するメッセージや若い女性の被害者が多かったことへの怒りを投稿しています。

テレグラム・チャンネルで検索をかけると、イスラエルの犠牲者に関する情報も出てくると言われていますが、あまりの残虐さに見ていられないほどです。

このように、ベルギーで感じる戦争の現実は、日本とは異なるものです。

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