パトカーや消防車が到着し、騒然とする現場。宮崎市のスーパーの駐車場で、70代の高齢者が運転する乗用車に母親と赤ちゃんがはねられ、赤ちゃんが死亡しました。
赤ちゃん死亡、母親は意識あるが足を負傷
事故は11月29日午前11時ごろ、宮崎市のスーパー「Foodaly 霧島店」の駐車場で起きました。30代の母親と9カ月の赤ちゃんが、バックしていた乗用車にはねられ、宮崎市内の病院に搬送されました。
この事故で、市内に住む田﨑千絢ちゃん（9カ月）が頭を強く打ち、搬送先の病院で亡くなりました。30代の母親は意識はあるものの、足に痛みを訴え、手当てを受けているという情報もあります。
事故当時、母親は赤ちゃんを抱き、通路を横断した際、はねられたとみられています。目撃者によれば、「お母さんと子どもさんがうつぶせで、地べたにぺたんとくっついていた。お母さんは意識があって、泣きじゃくっていた」とのことです。
警察は、乗用車を運転していた黒木正人容疑者（72）を過失運転致傷の現行犯で逮捕しました。
容疑者の足元は「サンダル」
事故直後を目撃した人によると、容疑者はぼう然としていたそうです。「しまった」と思ったのかもしれません。その人の足元を見ると、サンダルを履いていたのだそうです。サンダルを履いての運転は、うまくペダルを踏むことができないと教習所で習ったはずです。
警察の調査に対して、黒木容疑者は「事故を起こし、けがをさせたことに間違いない」と容疑を認めています。警察は過失運転致死の容疑に切り替え、当時の状況や事故の原因を調査しています。
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