大腸がん「ステージ3b」である桑野信義さん(66歳)が、自身のブログで抗がん剤治療を中止した理由を明かしました。
ステージ3bの大腸がんとの闘い
桑野さんは、2021年3月にステージ3bの大腸がんとリンパへの転移を宣告されました。15時間に及ぶ手術を受けた後、同年の大みそかにはNHKの「第72回紅白歌合戦」に出演し、ステージ復帰を果たしました。しかし、抗がん剤治療の副作用で吐き気や下痢に悩まされ、中止せざるを得ない状況になりました。桑野さんはテレビ番組などでこれらの苦しみを公表しており、免疫力向上に効果があるとされる黒酢や黒ニンニクを摂取し、自宅で野菜を栽培してスムージーに活用するなど、日常の生活改善にも取り組んでいます。
Xerox療法との闘い
桑野さんは、直腸がんの抗がん剤治療としてXerox(ゼロックス)療法を受けていました。この治療では、抗がん剤を体内に入れる前に生理食塩液や吐き気止めのアロキシ点滴静注、デキサート注、オキサリプラチン注+ブドウ糖を使用します。また、桑野さんは朝晩に1回ずつ抗がん剤のゼローダを服用していました。最初は効果があったものの、途中からは薬の匂いや味による吐き気があり、辛い治療を振り返っています。
治療断念と免疫力向上への決意
桑野さんはXerox療法の8回目の治療の中止を決断しました。副作用に耐えられない状況だったためです。今は焦らず、慌てず、諦めずに免疫力の向上と正常な体を取り戻すために食事や運動に取り組んでいると語っています。彼は「頑張りません!勝つまでは!」と強い意志を示しています。
参照リンク: 日本ニュース24時間