インフルA型は収束へ、今後はB型流行か コロナ同時流行も警戒

インフルエンザの季節がやってきました。今年は特に大流行しているようですが、収束の兆しは見えてきているのでしょうか?さらに、もうすぐ冬になり、新型コロナウイルスの流行も心配です。医師の意見を聞いてみましょう。

インフルエンザの流行が続くかもしれない

インフルエンザの流行はまだ続く可能性があります。多くの感染症患者を診察している多摩ファミリークリニックの大橋博樹院長によれば、この流行はまだ終息には至っていないとのことです。

通常、インフルエンザの流行は12月ごろに始まり、翌年の4月以降に収束する傾向があります。流行の前半はA型、後半はB型が流行することが多いです。

国立感染症研究所によると、現在までに検出されているほとんどのインフルエンザウイルスはA型です。しかし、大橋院長は「A型の流行はそろそろ下がっていくと考えられるが、今後はB型の流行に注意をする必要がある」と指摘しています。

感染者はワクチン接種を

一度インフルエンザに感染したからと言って、油断は禁物です。特にA型に感染した場合、B型に感染するリスクは下がらないため、ワクチン接種のメリットは依然として大きいと言えます。大橋院長は「一度感染した人でもワクチン接種をすることをおすすめします」と強調しています。

新型コロナウイルスとの同時流行にも警戒

また、新型コロナウイルスの流行にも注意が必要です。パンデミック以降、新型コロナウイルスは毎年冬に流行しています。大橋院長は「B型の流行や新型コロナウイルス、両方が同時に流行する可能性も考えられます」と述べています。そのため、「重症化リスクの高い人は新型コロナワクチンの接種も検討してほしい」と呼びかけています。

感染予防対策はしっかりと

感染予防対策として、大橋院長は次のようにアドバイスしています。まずはマスクの着用や手洗いを徹底しましょう。さらに、換気も重要です。新型コロナウイルスは夏場や冬場など換気が不十分な時期に流行しやすいとされています。家庭内でも換気を心がけることで、感染を防ぐことができると言います。

この冬、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行に備えて、感染予防対策を徹底しましょう。

Source link: 日本ニュース24時間