「ナカムラを覚えていて」アフガン男性が私財投じスポーツ施設…中村哲医師殺害から4年

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アフガンで人道支援に尽力した中村哲医師(当時73歳)が殺害されてから4年が経ちました。この日、カブールで中村医師の追悼式が開かれました。「ナカムラ・スポーツ施設」というスポーツ施設を開設したアフガンの男性が、中村医師に敬意を表して私財を投じました。彼の行動は地元の人々の間で広く共感されています。

中村哲医師の功績はアフガンで称賛される

中村医師の活動は殺害事件以降、アフガンで広く知られるようになりました。彼の支援活動に感銘を受け、動画などで彼の活動を見た多くの国民が中村医師に共感しました。去年、追悼式を企画したサミウラ・マラングアジジさん(42)もその一人です。彼女は中村医師の姿を見て感動し、中村医師の活動に触発されました。彼女は殺害事件の2日後に生まれた三男に「ナカムラ」という名前をつけました。

「ナカムラ・スポーツ施設」で次世代に夢を託す

アフガンのサミウラさんは自らの私財を投じ、「ナカムラ・スポーツ施設」を開設しました。この施設では、10代から60代までの男性たちがレスリングやボクシングなどの格闘技や体操に取り組んでいます。追悼式はこの施設で行われ、中村医師の写真や肖像画が飾られたボクシングのリング上に花が手向けられ、格闘技の技が披露されました。

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アフガンの人々は中村医師を心から尊敬しており、「ナカムラ」という名前は彼の功績を象徴するものとなっています。中村医師の業績を次世代に伝えるため、彼らの次の夢は全国に「ナカムラ高校」を開設することです。

中村医師の人道支援活動は、アフガンの人々に大きな影響を与えました。彼の思いやりと奉仕の精神は、彼の命を捧げた地域社会に深い感銘を与えました。私たちは彼の思いを忘れず、彼の名前と共に彼の遺産を次世代に引き継いでいくべきです。

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