「暴走族でもないのに…」ヘルメット発端でけんかか 12人逮捕

「コルク半」というバイク用ヘルメットの着用を巡っての暴力事件が発生し、埼玉県警少年課などが群馬県高崎市新町に居住する指定暴力団稲川会系幹部の高野真悟容疑者（42）と埼玉県在住の少年ら計12人を傷害や暴力行為処罰法違反などの容疑で逮捕したことが明らかになりました。

衝撃的な事件が社会に

この事件では、5月14日の午前1時すぎに秩父市番場町の駐車場で、16〜30歳の男性8人に対して暴行を加え、そのうち2人には骨折などの重傷を負わせたとされています。

埼玉県警によると、事件は5月13日の夜に起こりました。逮捕された17歳の少年がSNS上で被害者の一人に対して「暴走族でもないのにコルクかぶってんじゃねえ」といった言葉を発し、口論に発展しました。一部の少年は和解しようと集まりましたが、それぞれが仲間を呼び寄せ、乱闘事件に発展したとのことです。また、高野容疑者は少年たちの知人であると見られています。

「コルク半」とは、暴走族の間で人気のあるキャップ型ヘルメットで、コルク製の緩衝材が使用されています。このヘルメットをかぶっている人物を襲う「コルク狩り」事件も各地で報告されています。

この事件は社会に大きな衝撃を与えました。