イスラエル軍の報道官「非常に前向き」と述べた民間人の死者割合表現、国連は「悪趣味」と批判

Image

イスラエル軍の報道官がパレスチナ自治区ガザ地区での民間人の死者を「割合」で表現した発言が波紋を広げています。国連のデュジャリック報道官は、「悪趣味」と一蹴しました。

イスラエル軍の発言に対する国連の反応

イスラエル軍の報道官は、イスラム組織ハマスの戦闘員1人に対してガザで死亡した民間人が2人という割合は、市街戦の困難さを考慮すれば、「非常に前向きだ」と述べていたと報じられています。

これに対して、国連のデュジャリック報道官は「我々は、そのような割合を定めることをしていないが、控えめに言って悪趣味だと思う」とコメントしました。

デュジャリック報道官は、国連が注力しているのは民間人の命を守ることであると強調しました。

ハマスによる死者の集計

ハマスが実効支配するガザの保健省によると、2023年10月7日以降、ガザでは約16,000人の死者が出ているとのことです。

この発言によって、イスラエル軍の報道官は批判を浴びる結果となりました。国連は、民間人の死者を「割合」で表現することは適切ではないと指摘しています。

日本ニュース24時間は、真実な情報を提供することを目指しています。関連ニュースはこちらからお読みいただけます:日本ニュース24時間