「禁断の裏ワザ」が明かす、ファミコン時代の『ドラクエ』の秘密

ドラゴンクエストII

半信半疑で試した「禁断の裏ワザ」によって、思わぬ展開に出くわした経験、ありませんか?ファミコン時代の『ドラクエ』シリーズでも口コミを通じて広まった裏ワザについて、今回は振り返ってみましょう。

「はかぶさのけん」-『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』

はかぶさのけん

1987年に発売されたファミコンソフト『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』(通称:『ドラクエ2』)には、「はかぶさのけん」という裏ワザが存在しました。

「はかぶさのけん」は、「はやぶさのけん」と「はかいのつるぎ」を組み合わせた夢のような武器で、攻撃力は低めながらも二回攻撃が可能でした。

この裏ワザを手に入れる方法は、まず「はやぶさのけん」を装備した状態で、最終決戦の舞台であるハーゴンの城に入ることです。そして入城後、「はかいのつるぎ」に持ち替えると、呪われます。しかし、このまま「ルビスのまもり」を使用するか、城の外に出るという行動をとると、装備は自動的に「はやぶさのけん」に戻りながら、攻撃力は「はかいのつるぎ」のまま、二回攻撃が可能になるというのです。

この「はかぶさのけん」は、当時のプレイヤーの間で広まり、後に『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』でも公式な武器として採用されるほど、高い認知度を得ました。

「ぼうぎょキャンセル」-『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』

1988年に発売されたファミコン版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』では、「ぼうぎょキャンセル」という裏ワザが存在しました。

この裏ワザは、戦闘時にプレイヤーが「ぼうぎょ」のコマンドを選んだ後、一旦キャンセルをして別のコマンドを選択することで、通常の「ぼうぎょ」の効果を残したまま、別の行動を取ることができました。

この裏ワザによって「ぼうぎょ」の効果で被ダメージを減らしながら、別の行動を取ることができるため、ゲームの難易度を大幅に下げてくれました。ただし、4人目のキャラクターはこの裏ワザが利用できないので、活用できるのは1〜3人目のキャラクターに限られます。

この裏ワザについては、ネット上にも「友人から教えてもらって当たり前に使っていました」「効果が絶大で、邪道扱いされるほどでした」といった声が多く見られ、多くのプレイヤーがこの裏ワザを活用した経験を持っていることが窺えます。

これらの裏ワザは、当時のゲーム攻略情報が主にゲーム雑誌や攻略本、そして口コミで広まっていた時代の貴重なエピソードと言えるでしょう。

もし、あなたもファミコン時代の『ドラクエ』で裏ワザを試した経験があるなら、懐かしくも新たな発見があるかもしれません。

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参照元:Yahoo!ニュース