自民党派閥の裏金疑惑、前衆院議員の佐藤ゆかり氏が指摘

佐藤ゆかり

自民党の派閥が裏金疑惑に巻き込まれています。かつて二階派に所属していた前衆院議員の佐藤ゆかり氏が、12月6日にMBSの取材に応じ、衝撃的な事実を指摘しました。

派閥の問題は広がりを見せる

自民党派閥の裏金疑惑は深刻な問題です。佐藤ゆかり氏は、この問題が派閥だけのものではなく、ますます広がっていると指摘しています。このような状況になりつつある中、佐藤氏自身は「キックバックはしっかり収入として計上」と説明しています。

自民党の対応に注目が集まる

12月6日の午後、自民党は緊急会合を開きました。岸田文雄総理は自民党幹部を集め、当面の間、政治資金パーティーなどの活動を自粛するよう要請しました。派閥行事についても自粛が求められました。

この問題について、安倍派では政治資金パーティーの収支をめぐり、キックバックが行われていた疑いが浮上しています。安倍派の閣僚からは具体的な対応策についての言及はまだありませんが、関係者によれば、複数の議員が過去5年間で1000万円を超えるキックバックを受けていたとされています。

自民党の中堅議員の一人は「安倍派の歴代事務総長だった西村(経産大臣)松野(官房長官)高木(国対委員長)はタダでは済まないだろう。内閣改造もあり得ると思うよ」と話しています。

派閥のノルマに苦しむ議員も

一方で、派閥に所属していた自民党の桜田議員は、11月22日に退会しました。退会理由の一つとして、年間300枚、金額にして600万円分のパーティー券の販売ノルマを挙げました。ノルマを達成できず、財政的な理由もあって退会を決断したと述べています。

派閥によって異なりますが、若手議員のノルマは数十枚程度であり、大臣経験者などベテラン議員になると数百枚のノルマが課されると言われています。ノルマを達成できなかった場合、議員自身が自腹で補填する必要があるとされています。

この自民党派閥の裏金疑惑について、今後の自民党の対応が注目されます。


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