今度は部課長が議場から退席 町長のハラスメント問題で揺れる東郷町

東郷町の井俣憲治町長

東郷町での町長による職員へのハラスメント問題が引き続き悩みの種となっています。愛知県東郷町では、6日に町議会定例会の一般質問が行われました。井俣憲治町長(57)が答弁に立ったところ、議場にいた部課長の幹部職員7人が退席し、異例の展開が起きました。井俣町長は答弁を終えると町長室へ。その後、幹部職員が議場に戻って質疑が再開されました。

ハラスメント問題の影響で町議会の動きに変化が

町議会の議会運営委員会は、町側からの申し入れを受け、町長の出席は必要最小限にとどめる方針を確認しました。そのため、この日の一般質問では5人が立ちましたが、井俣町長に直接答弁を求めたのは中野勝宏議員だけでした。

ハラスメント問題に関する質疑の途中で、議員から「答弁に関係しない職員は退席させる配慮が必要だ」という声が上がりました。これを受けて議長が了承し、答弁のために出席していた幹部職員7人が一斉に議場を退席しました。

井俣町長のコメント

井俣町長は質問に対して、「職員とはフランクに接してきたが、思いの違いから起きてしまった」と述べました。また、自身の進退については「第三者委員会の結論を真摯に受け止め、総合的に判断する」と述べ、これまでの主張を繰り返しました。

一般質問は7日と8日にも行われる予定であり、同じような対応が取られることが予想されます。

来年1月初めには、町は弁護士による第三者委員会を発足させ、町長によるハラスメント問題について調査する予定です。

※記事の内容は朝日新聞社より引用

出典リンク: 日本ニュース24時間