「芦屋市長の教育改革案、市議会で否決される 市議「縁もゆかりもない」と反対多数の声」

芦屋市の高島市長

芦屋市の若き市長、高島崚輔氏(26歳)が提案した教育委員の人事案が、市議会で反対多数の決議を受けて否決されました。高島市長が目指した教育改革への取り組みに対し、議会からは「丁寧さに欠ける」との批判が噴出しています。

市議会による否決決定

市教育委員の任命には議会の同意が必要となります。今回、任期満了となった上月敏子氏の後任として、元さいたま市教育長の細田真由美氏を指名しましたが、採決結果は賛成7、反対10、棄権3となり、否決されました。

細田真由美氏の選出理由

細田氏は今年9月に芦屋市が連携協定を結んだ東京大公共政策大学院の非常勤講師を務めています。高島市長は細田氏と数十時間にわたりオンラインでの議論を行い、「経験豊富で、英語教育や不登校の取り組みについての教育観が合っていた」と細田氏を選出する理由を説明しました。

市議会の驚きと反発

議会関係者によると、非公開の市議会全体協議会で細田氏の任命方針が説明された際、上月氏の続投が有力視されていたため、議員たちは驚き、質問が相次ぎました。

芦屋にゆかりのない市議の一人は、「教育委員制度の軽視であり、芦屋市の教育が最優先されるのか疑問だ」と憤慨しています。

高島市長の謝罪と反省

高島市長は「芦屋の子どもたちが最高の学びの環境を期待していただろうに申し訳ない思いでいる」とコメントしました。

これに対し、市民からは賛否両論が出ているようです。

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